テスラの新車受注も絶好調。「リチウム」争奪戦はますます熾烈になる

リチウム生産の6割を占める南米

 そんなリチウムの主要生産国が南米である。その60%が南米のアルゼンチン、チリ、ボリビアが占めているのだ。  チリは世界一の産出量を誇り、2013年の産出量は炭酸リチウム換算で5万2358トンとなっている。(参照:「USGS」 ※PDF)  チリでのリチウムの生産は国営のSQMと米国Rockwoo資本のSociedad Chilena de l Litioの2社によって寡占的に生産されている。この内のSQMが保有する塩湖中央部の外郭地域が開発対象に出資することになったのが韓国だ。同国の三星物産と韓国鉱物資源公社が、2010年に日本企業との激戦を経て、SQMが保有するアカタマ塩湖の中央部を開発する契約を獲得している。 (参照:「中央日報」)  南米リチウム3強の次なる雄はアルゼンチンだ。年間で9500トンの炭酸リチウムを生産している(2013年)。12の塩湖をもっており、日本からは豊田通商がオーストラリアのOrocobreと提携してオラロス塩湖でのリチウム生産に参加している。また、三菱商事もMinera Exarと組んで同じくオラロス塩湖とそしてインカウアシ塩湖でそれに取り組んでいるという。
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南米リチウム3強の一角、ボリビアは外資参入障壁高し
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