心ない撮り鉄に人気ローカル線が苦言。マナー悪化には専門誌にも一因がある!

真岡鐵道はSLも走り周囲は菜の花に囲まれ、美しい写真が撮れることで知られる(写真は同社公式サイト)

 また“撮り鉄”の問題行動が話題になった。  栃木県真岡市にある真岡鐵道は、路線内にいくつもの撮影スポットを有する有名路線だ。  そんな真岡鐵道が、12日、同社の公式フェイスブックに踏みにじられた菜の花の写真をアップし、写真撮影を好む鉄道マニア(撮り鉄)のマナーに苦言を呈する投稿をしたのだ。(参照:真岡鐵道公式フェイスブックページ)  同投稿ではこのように書かれている。
“綺麗に咲いている菜の花を踏みにじって何も感じないのでしょうか?/地元の方たちが手をかけて咲かせていることをわからないのでしょうか?/昨日は久下田駅付近で路上駐車が酷すぎるとクレームの電話が有りました。” “正直、線路のそばで撮影されている方はほとんどが真岡鐵道の敷地に侵入しております。はっきり言って違法だと思いますが、ここまでは、とグレーゾーンで対応してましたが、今後は地元警察に協力頂いて対応せざるを得ないと思います。” “関係無い、今迄通り好き勝手やる、そう思った方はもう来ないで下さい。”
 少ない人員でやりくりしているローカル鉄道スタッフの痛切な思いが伝わってくる投稿だ。
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「撮り鉄」を助長してきた専門誌の功罪
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