ビール好きに朗報! タイが「クラフトビール天国」になっていた!

バンコク・ビール天国化を関税撤廃が後押し

タイ人はドイツ料理の豚足からあげである「シュバイネハクセ」やソーセージが好きで、大概のバーには置いてある

 日本とタイは、2007年11月1日に日本・タイ経済連携協定(JTEPA)が発効されており、一部の製品などに関する輸入関税が撤廃されるなどしている。  日本からタイに輸入されるアルコールも段階的に下がってきており、焼酎は2017年に無税となる。清酒もタイに入るCIF価格の60%だった関税が段階的に下がり、2012年には無税となった。ビールも同年に関税はゼロになっている。各国とも似たような協定などもあるだろう。そのため、近年、輸入ビールの銘柄がタイ市場で大幅に増加しているのだ。  ただ、こういう背景がありながらも、先述したような広報手段の制限や、酒税が相変わらず高いため、ウィスキーなどと比べて割高感はある。それでもバンコクがビール天国であるのは、輸入銘柄の増加でバーが魅力ある品揃えにできるようになったことや、年々増加し続けている外国人観光客や移住外国人が足繁く通うからだ。  前出の山田氏がこう付け加える。 「BTSプルンチット駅の近くにある「El OSITO」というスペイン料理店で、アメリカのクラフトビールであるRogueが飲めます。ここにはスペインのビールも揃っています。料理自体はタイの相場的には高めなのですが、多人数でシェアするのには向いていますし、味は最高です。こんなにおいしいパエリヤを食べたことはないというくらいですよ」
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地元代表「シンハ」もマイクロブリュワリーを開設
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