ビール好きに朗報! タイが「クラフトビール天国」になっていた!

高田胤臣

シンハ直営のマイクロブリュワリー、「EST.33」で楽しめるヴァイツェンビールの生。これも店内で醸造したもので、一般流通経路には乗っていない商品

 タイ・バンコクが、この1、2年でバンコクがビール天国になっている。CNNの「ビール通が選ぶ、アジアのベストバー10選」でも2軒がピックアップされるほど優れたバーが増えていて、輸入ビールを多数取り扱い、特に小規模の醸造所で生産される世界各国のクラフトビールも飲め、今やバンコクはビール好きには素晴らしい観光地となっているのだ。

 もともと、タイ人は元々ビールをあまり好まなかった。それは税金が高いのが一因だ。ベトナムやラオスなどでは、コンビニに行けばソフトドリンクとほぼ同じ値段でビールが買える。しかし、タイは缶コーラが40円くらいのところ、ビールは330ml缶で約120円もかかり、日本の缶ビールの値段と大差ない。そのため、タイ人はもっと簡単に酔えるウィスキーといった強いアルコールを選ぶ傾向があったのだ。

 その結果、シンハ・ビールという歴史の長い有名ビールはあるが、銘柄数も15程度と少なく、タイの平均年間ビール消費量は、179.4万キロリットルで、しかも2007年の195万キロリットルをピークに年々減少しているほどだ。日本の540.7万キロリットルと比べて1/3しかないし、同じ東南アジアのベトナムの364万リットルの半分でしかなかった(2015年12月に「キリンビール大学」から発表された「2014年 世界主要国のビール消費量」より)。

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現地の人にはあまり知られてない!?

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