インフラファンドにやっと上場第一号が登場! 今後はどれだけ伸びていく!?

photo by Unsplash(CC0 Public Domain)

 4月4日、東京証券取引所は、2015年に創設したインフラファンド市場にタカラレーベン傘下の「タカラレーベン・インフラ投資法人(9281)」が上場することを承認したと発表した。インフラファンド市場の上場第1号となる。予定日は6月2日。ブック・ビルディング期間は2016年5月16日(月)~5月20日(金)。「タカラレーベン・インフラ投資法人」は太陽光発電の設備に投資する。

昨年創設されたインフラファンド市場

 2015年4月30日、東京証券取引所では、太陽光発電施設などのインフラ施設を投資対象とするインフラファンド市場を創設した。インフラファンド市場の創設は、インフラ整備の社会的意義やインフラに対する投資ニーズの高まりにこたえたものであった。政府・自治体の財政状況の制約や、インフラの維持・更新及び新規投資の必要性を背景として、政府・自治体による公共投資などに代わり、インフラの整備や運営について、民間資金やそのノウハウのより一層の活用が求められていた。また、経済動向等の影響を受けにくい安定的なアセットクラスへの投資として、資産運用の多様化の観点などから、インフラへの投資に対する投資者からの関心は高まりつつあった。  インフラファンド市場では、太陽光発電施設や港湾施設といったインフラを投資対象とする投資法人又は投資信託が上場対象となる。インフラファンドの仕組みは、多くの投資者から資金を集め、インフラを保有し、そこから生じる収益等を投資者に分配するもので、基本的には不動産投資信託(REIT)と近い構造のものである。
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上場第一号がなかなか出なかった理由
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