ただし、4月に大きなイベントが控えていることには注意したい。
「OPECを中心にした産油国の会合が4月17日に開かれる予定なんです。テーマは増産凍結について。ここで大幅な減産が決まると、下落再開までもう少し時間がかかるかも」(大橋氏)
ニュースのヘッドラインに対する感応度が高いのも、原油市場の特徴。慎重を期するなら4月17日の結果が出るか、ひろぴー氏が指摘するように50ドル弱までの戻りを待って売るのがよさそうだ。
「株や為替だとニュースが出てから取引しても遅いんですが、原油市場はニュースへの反応が続きやすい。ヘッドラインを見てから売っても間に合うので、慌てなくていい。これも原油トレードをすすめる大きな理由です」(ひろぴー氏)
原油を取引できるのはCFDやETF、商品先物など。レバレッジのかけすぎには注意しながら売っていくべし!
⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=89770
ひろぴー氏がエントリーの参考にしているのはMACDのダイバージェンス。ローソクが高値ないし安値を更新しているのに、MACDは高値・安値を更新できていなかったら、ダイバージェンスで相場転換のシグナルに
【ひろぴー氏】
専業トレーダー。FXをメインに原油や貴金属、株価指数などマルチにこなすトレーダー。20代にして専業へ転身。セミナーや情報配信なども多く行う。初著書に『
トレードは週1回! 少額でも月30万円儲かる ビットコイン革命』がある。
http://fxhiropi13.com/
【大橋ひろこ氏】
フリーアナウンサー。ラジオNIKKEIなどで多くの投資情報番組を担当。コモディティから株、為替まで幅広くトレードする。
http://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/
取材・文/高城 泰(ミドルマン) 図版/ミューズグラフィック