架空請求に情報盗難……Androidを狙う脅威とは?

セキュリティを高めるにはAndroidのアップデートが有効

 Androidでは危険なアプリのインストールを防ぐために、提供元不明のアプリのインストールを拒否したり、アプリの開発者やレビューのチェック、アンチウィルスアプリの導入が推奨されている。  しかし、これだけで十分とは言えない。これに加えてオススメしたいのがAndroidのアップデートだ。Androidはアップデートによってセキュリティが強化される。したがって、マルウェアは最新のAndroidで動作しないことが多いのだ。  最初に紹介したランサムウェアにしてもAndroid 6では動作せず、Android 5までの端末でのみ活動が確認されている。また、Androidアナライザーも対応はAndoird 4までである。Android 5~6ではLINEの監視機能などが正常に動作しないのだ。 ⇒【画像】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=87575
ランサムウェア_Nexus

AndroidならNexusシリーズがもっともアップデートが早い。おサイフケータイなどのサービスが利用できないが、それらが不要ならオススメ

 以上のようにランサムウェアや情報盗難ツールなどAndroidを狙う脅威は次々と登場しているが、アップデートにより対策も強化されている。  今後、更新される予定のない古いスマホを利用しているなら、セキュリティ強化の意味も込めて最新スマホへの乗り換えをお勧めしたい。ちなみにスマホは発売から2~3年程度は最新Androidへのアップデートが提供されることが多い。機種変更の際はこれを目安にするといいだろう。<文・画像/中谷 仁> 【中谷 仁】 パソコンやスマートフォン、タブレットなどデジタル系雑誌・ムック本などを制作する編集プロダクション「株式会社ノーリ」の代表取締役。自ら編集・執筆をしており、年に数十冊の本の制作に携わっている。「Windows100%」や「iP!」、「Mr.PC」、「家電批評」、「ラジオライフ」など雑誌を中心に活躍中。
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