砂問題で難航中のサウジ高速鉄道。建設を請け負うスペインのコンソーシアムは内部分裂状態に

写真はイメージです/photo by juls26(CC0 Public Domain )

 以前も報じた、現在スペインから12社が参加してサウジアラビアで建設中の高速列車(AVE)建設計画だが、依然として線路に溜る砂漠の砂の問題が解決しないままである。いやそれどころか、コンソーシアム側の不協和音が酷いことになっている。  線路の建設を担当した大手建設会社OHLはコンソーシアムの他社11社に自社がこの砂の除去作業を無料でする意思がないことを書面にて通知したのだ。その中で、〈「機関車を生産したTalgoが試運転をしたいのであれば、彼らがその費用を負担すべきだ。OHLは他社の為に自社がその費用を負担する用意はない」〉と言及したという。(参照「El Confidencial」)  これまでもコンソーシアムを構成する12社間の関係は円滑に進んでいなかった。そして、今回のOHLの他社を顧みない姿勢にこれまで欝積していたコンソーシアムの内部でOHLへの不満が爆発。何故なら、これまでもOHLは12社の中で作業に一番障害をを持ち込んでいたからだ。  それに対して、OHLは「線路に影響する排水溝や勾配などに伴う(問題発生の場合の)費用はOHLが請け負うが、線路に溜った砂を取り除く作業についてはその合意条件に含まれていない」と答えたのだ。(参照「El Confidencial」)
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最初からハリボテだったコンソーシアム
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