コロナワクチン接種に抵抗ある人に知ってほしい、米報告で明らかになっていること

接種が始まったワクチン、安全性は?

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画像はイメージ(adobe stock)

 米食品医薬品局(FDA)は、2020年12月11日にファイザー、2020年12月18日にモデルナの新型コロナウイルスのワクチンの緊急使用を許可しました。まずは、医療従事者と介護施設の居住者に、初回投与を推奨。どちらも2回接種する必要があります。米疾病予防管理センター(CDC)によると、2021年2月25日現在、米国では、4600万人以上(人口の13.9%)が、少なくとも1回、新型コロナウイルスのワクチンを接種しました。  そのような中、CDCは、米国民が知るべきこととして「ワクチンは安全で効果があること」「何百万人もの米国人が、米国史上最も厳しい安全監視の下でワクチンを接種していること」「対象になったらすぐに接種を推奨すること」と強調しています。  そして2021年2月19日、CDCは、安全性のモニタリングの最初の結果を公表しました。結果は「ワクチンの副作用は予想通りであり、大多数にとって深刻でなかった」「ワクチンを提供する医療従事者とワクチンを接種する人は、ファイザーとモデルナのワクチンの安全性について安心できる」。詳細は以下になります。

ほとんどの副作用は一時的

 CDCの報告は、2020年12月14日から2021年1月13日までの間に投与された、「合計1380万回分(61.2%、女性)」のワクチンの有害事象のまとめです。米国では、ワクチンの安全性の問題を早く見つけるために、「ワクチン有害事象報告システム(VAERS)」と「v-safe」を使用しています。  ワクチン接種後に有害事象が起きたら、医療提供者、ワクチン製造業者やワクチンの接種を受けた人は、「VAERS」に報告します。「VAERS」は、CDCとFDAが共同で管理し、有害事象の報告を分析します。  2月19日のCDCの情報によると、ファイザーとモデルナのワクチンの「VAERS」への報告は6,994件。ほとんど(6,354件、90.9%)が重大ではない、局所的および全身的な症状で、重篤と分類されたものは640件(9.2%)でした。最も頻繁に報告される症状は、頭痛(22.4%)、倦怠感(16.5%)、めまい(16.5%)、悪寒(14.9%)、吐き気(14.8%)です。  さらに、ワクチンを接種した人は、スマートフォンを使って「v-safe」に登録し、ワクチン接種後の副作用をCDCにすばやく報告できます。「v-safe」は、上記の期間に160万人以上が登録し、上記以外に、注射部位の痛み(70.9%)、筋肉痛(22.9%)、発熱(11.4%)、注射部位の腫れ(10.8%)、関節痛(10.4%)などの副作用が報告されました。  CDCは、「これらの副作用は、日常の活動に影響するかもしれませんが、数日で消えるはず」「ワクチン接種後に、痛みや不快感がある場合は、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、抗ヒスタミン薬などの市販薬の服用について医師に相談すること」「これらの薬がワクチンの効き具合にどのように影響するかは不明ですので、副作用を防ぐために予防接種の前に服用することは勧めない」といいます。  また、ワクチンの副作用として、脇の下や鎖骨の上のリンパ節の腫れを経験する人もいます。腫れは害ではありませんが、数週間続く可能性があります。乳房イメージング学会(SBI)は、スクリーニング中に乳がんの兆候と誤認される可能性があるため、新型コロナウイルスの予防接種を受けた女性は、可能であれば、マンモグラムを少なくとも1か月遅らせることを推奨しています。
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副作用はワクチンが効いている兆候
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