戸田市議となったスーパークレイジー君を巡る辞職圧力騒動と彼を利用せんと集まる有象無象
2021.02.24
「裁判になれば面白い」と言い回っていた現職議員
「堀江政経塾」とは、堀江貴文の秘書で、昨年の東京都知事選で「ホリエモン新党公認」「NHKから国民を守る党推薦」という形で、立花孝志らとともに立候補した斉藤健一郎が塾長を務める「政治サロン」である。ここで堀江貴文の思想などを学んだ人が、やがて「ホリエモン新党」や「NHKから国民を守る党」から立候補するというスキームで、堀江貴文が講師として登場することもあったようだ。先日の「東スポ」でも、堀江貴文が塾生に向かって「スーパークレイジー君のようにバカになれ」と教えたことが記事になっている。
しかし、その塾生である十川拓也は何をしていたかと言うと、いろいろな人に連絡しては「裁判をされたら面白い」などと言って回り、スーパークレイジー君の居住実態を告発するように提案していたというのだ。選挙の時には「困ったことがあったら何でも相談に乗る」と話していたのに、その裏では「裁判になれば面白い」と言って回っていたというのだから、人としてどうかしているとしか思えない。
スーパークレイジー君は、事情を聞くために十川拓也議員とファミレスの駐車場で待ち合わせをしたというが、結局、十川拓也議員が姿を表すことはなく、バックレてしまったという。ヤンキーに呼び出された緊張で震え上がりでもしてしまったのだろうか。あまりに気まずくて、スーパークレイジー君に会わせる顔がなかったのかもしれないが、2月22日の本会議では一般質問に立つ予定だったのに、それさえも予定を取り消し、議会までバックレたというから驚きだ。ヤンキーに目をつけられて議会をバックレるとは、「ここは中学校じゃないんだぞ!」と言いたくなる。
結局、待ち合わせの場所で待ってたは
— スーパークレイジー君/本名 西本誠/戸田市議会議員 (@makoto__9999) February 20, 2021
いいが、バックくれ。
会う前に電話で、必ず僕と会う時に
第三者、録音をすすめての待ち合わせ
そごう拓也さんの会派のトップにも
電話して、すべて話をしたら
話を聞くから家に来ても大丈夫と言われ
自宅に着いたら、居留守。
みんなバックれ pic.twitter.com/IBZI9ojEQc
スーパークレイジー君とN国党
さて、スーパークレイジー君は、居住実態が問題に挙げられた際に、立花孝志に電話をかけている。相談する相手を120%間違えているとしか思えないが、これは新宿区の選挙管理委員会から「居住実態がない」として当選無効となり、現在裁判中の松田美樹が、どのような経緯で居住実態がないと認められるに至ったのかを知りたくて電話をかけただけのようである。松田美樹の例と比較をして、自分のケースに当てはまる部分があるのかどうかを知りたかったらしい。しかし、立花孝志はすぐに嬉しくなって、話題の人物から話題の内容で相談されたのだとSNSで発信。結果として、記者の前で「水道を流しっぱなしにしろとアドバイスをしていた」などと言ってしまうような人物に相談をしていたイメージになり、スーパークレイジー君の居住実態が余計に疑われかねない事態である。こうした問題で立花孝志に相談するのは、NHKの訪問スタッフが来た時にN国党のコールセンターに相談するぐらいの悪手である。
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