フリマアプリに溢れる偽造品。PS4、AirPods Pro、マイクロSDカードまで

 フリマアプリが成長するにつれて、ひっそりと市場を席巻し始めたコピー商品。技術の向上により購入した商品が偽造品とも気づかず、いつの間にか被害者になっているユーザーも多い。今回はアプリ内で今人気な商品の巧妙な偽造を検証した。

分解して初めて偽造だと確信できる巧妙な細工

スーパーコピー

写真はイメージです

 メルカリが発表した’20年6月期連結業績によると、国内流通総額は前期比27.7%増の6259億円。  後発の「ラクマ」「PayPayフリマ」もフリマアプリ市場の拡大に伴ってユーザー数を獲得し、誰もが適正価格でモノを売り買いできるようになった。  しかし、市場が拡大するにつれてフリマアプリで数を増やしてきたのが、巧妙に細工が施されて出品されるコピー商品だ。  手が届かない高額商品の代替としてユーザーが承知の上で購入する類似品(パチモノ)と違い、フリマアプリに跋扈するコピー商品は、本物の商標を使って消費者を騙そうとする者が出品している。

巣ごもり需要の増加で最新ゲームが人気に

スーパーコピー

左が偽造品、右が正規品。バッテリーやコネクタの位置が違う、PSマークがないなど。分解すると偽造品であることは一目でわかるが、普通は分解してまで真贋を調べないだろう。ボタンの打感がやや甘かったが、言われなければ気がつかないレベル

 今回、記者はまさに今、店頭で手に入りにくい製品に絞って、見分けのつかないスーパーコピー商品を入手して検証した。  まず最大手の「メルカリ」で購入したのは、PlayStation 4用の純正コントローラー、“DUALSHOCK 4”。コロナ禍の巣ごもり需要で品薄が続く人気商品だ。  実際に商品を購入してみると……。一見、本物らしく見えるが、印字のフォントや日本語の文字など、細かい部分に怪しさを感じる。  肝心のコントローラーの動作はほぼ問題なかったが、表面のタッチパッドは動作せず。  偽造だと確信が持てたのはコントローラーを分解し、正規品と基板のパターンを比較してから。  よく見ずに外箱を捨ててしまえば、動作不良にも印字のおかしさにも気づかないまま受け取り評価を押してしまってもおかしくなかった。
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偽造品に31件の評価がある。受け取り連絡=取引クローズとなる仕様上、評価後に気づいても後の祭りだ

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