壊れ切ったアメリカの民主主義は彼らが激変させる!? 元ホームレスやパレスチナ移民もいる、AOCが「家族」と呼ぶ議員たち

コリ・ブッシュ議員

BLM運動の活動家でもあり、元ホームレスで看護師のシングルマザーという経歴のコリ・ブッシュ議員(Photo by Michael B. Thomas/Getty Images)

 トラブル続きの大統領選が終わったかと思いきや、トランプ・サポーターの暴挙で再び混乱に陥ったアメリカ。民主主義再生への道は前途多難だが、前回に引き続き、そんなアメリカの未来を担うプログレッシブ(進歩的)な議員たちをご紹介しよう。

AOCが家族と呼ぶプログレ議員たち

 バーニー・サンダース議員、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)議員に続いて、変革への道を進むプログレッシブ議員たち。  前回ジャマール・ボウマン議員、イルハン・オマル議員を紹介したが、今回もAOCが「家族」と評する、期待の議員たちを解説していきたい。

売春合法化を推進

アヤンナ・プレスリー  前回紹介したイルハン・オマル議員と同じく、「(アメリカが)嫌なら出て行けばいい」とトランプ前大統領から批判を浴びたのはアヤンナ・プレスリー議員だ。  マサチューセッツ州初のアフリカ系アメリカ女性の下院議員に選出されるなど、その存在自体がプログレッシブ・進歩的である彼女。その政策も、これまで触れられなかった分野に積極的に焦点を当てている。(参照:BOSTON GLOBEFORBES)  たとえば、「性産業か性的虐待か? 下院議員プレスリーが、売春合法化の議論を積極化」と報じたのは、プレスリー議員の地元メディアである『ボストン・グローブ』だ。  同記事によれば、売春の合法化については、人身売買などを防ぐことができる、ほかの職種と同じように公的保護を受けられるようになる、路上で生活するLGBTQの人々の収入源を守ることができる、といったメリットがあるいっぽう、かえってそれらの問題が深刻化することも懸念されているという。  プレスリー議員の目的は、合法化することによって服役する人の数を減らし経済的な格差に起因する差別を減らすことだが、この活動には賛否両論の声があがっている。  また、『フォーブス』は、多発している警官による暴行や殺害に対して、プレスリー議員が公務員の恩赦を禁止する運動を支援していることを紹介している。  売春警察官による銃撃も、人種経済格差司法制度など、さまざまな問題が絡み合っているため、単純な解決策があるわけではない。しかし、そういった複雑な問題に対して、正義と平等を求めて立ち向かっていくことが、進歩するうえでは必要なのだとプレスリー議員は示している。
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州の指示に逆らってまで真実を追求する議員とは
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