クリスマスのデートスポット、今年もカップルで“密”だった……
12月の一大イベントといえばクリスマスだ。特にカップルで過ごすにはうってつけの日でもあり、毎年街中には多くのカップルが溢れかえる。他方、そんな“ラブラブ”な雰囲気とは対照的に、クリスマスを一人で過ごす「クリぼっち」を満喫する人もいるだろう。
クリスマスの過ごし方は人それぞれで、恋人がそばにいようがいまいが関係ないと思いつつも、やはりクリスマスという非日常を味わえる日であれば、多少なりとも意識してしまうのが本音といったところだ。
今回はクリぼっちの当事者である筆者自身が、コロナ禍で迎えるクリスマス当日にイルミネーションスポットを巡り、街中のリアルな様子をレポートしようと思う。
今年のクリスマスは華金と重なり、さらに会社によっては仕事納めのところもあるために、人出が多くなるのでは。そう予想を立て、都内のイルミネーションスポットへと向かった。
まず降り立ったのは銀座。アフター6を狙って来てみた。銀座の象徴的な場所を挙げるなら、和光銀座の時計台や三越百貨店がある銀座四丁目交差点だろう。今年は銀座三越のファサード(建物の正面デザイン)がライトアップされ、綺麗なイルミネーションを写真に収めようと、道ゆく人がスマホをかざす様子が見て取れた。
また、交差点を待つ人々に目を向けると、カップルがちらほらと見受けられた。ちょうど仕事終わりの時間ゆえ、まだそれほど多くはなかったもののこれから徐々に増えていきそうな感じだった。
銀座の中央通りはというと、カップルのほかにも仕事を終えて足早に帰路へつくサラリーマンや友人同士で練り歩く姿も。特段、普段の華金と人混み具合はさほど変わらない印象だったが、クリスマスならではのギフトを買い求める姿があちらこちらで見られた。特に、ティファニーやハリーウィンストン、TASAKIなどのジュエリーショップには、いつにも増してカップルを多く見かけた。クリスマスプレゼントを兼ねて、カップルが結婚指輪を選ぶ姿も聖夜ならではだろう。
続いては数寄屋橋交差点へ。こちらも四方八方から人が行き交う銀座の中心的な場所だ。カップル率はそこまで高いわけではないが、クリスマスの夜を銀座で過ごそうと手を繋ぐカップルも。ただ一番目立ったのは、日本一の宝くじ売り場として有名な「西銀座チャンスセンター」の行列だ。一攫千金を狙おうとクリスマスにも関わらず長蛇の列ができていた。行列の密状態には疑問も感じたが、“夢”を買い求める人たちの本心が垣間見られる光景だった。
また、銀座の華金スポットといえばコリドー街。そう思い、足を運んだが、意外にも人はまばらだった。まだ19時前と早い時間だったからもしれないが、イメージしていたナンパやクリぼっち飲みの光景はほとんど見られず。もしかしたら、聖夜だけは他のスポットに出向いているのかもしれないと、次の場所へ移動することに決めたのであった。
アフター6の銀座ではショッピングデートが目立った
意外にも穏やかな雰囲気だった「コリドー街」
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