ダメな姿勢の例
まず、普通に座ってみるとこのような姿勢になりやすい。PC作業をする時はどうしても背中が丸まってしまいがちだが、こうした姿勢を取り続けると肩も腰も、首も痛めやすいのだという。
座面とふくらはぎの距離
ワークチェアのセッティングをする時は、まず骨盤を立てるように、深く椅子に座る。そして、座面の位置を調整する必要がある。
腰がしっかり背面につくように座った時に、座面の端からふくらはぎまで、指2~3本分くらい開くのがベストだ。座面を前後に動かせる椅子を使っている人は、座面とふくらはぎの間隔を調整してみてほしい。
深く座ったときに座面が足に当たってしまう場合、椅子に浅く座ってしまいやすくなる。浅く座っていると、ワークチェアの良さが活きてこない。
太ももと床が平行になるのが良いという
そして、足を床に下ろすことができるように、高さを調整する。座ったときに、太ももと床が平行になるのがベストな高さだ。椅子の高さを下げても足を床に下ろせないような場合は、フットレストなどのサポートグッズを上手く使うことが大切だ。
次は背面の調整を行う。椅子に座る時の正しい姿勢としては、腰のS字カーブがしっかり保てていることが大切だ。S字がキープできるように、背面部分のセッティングを行う。ワークチェアの種類によっては、体のカーブに合うように背面のカーブを調整できたり、ランバーサポートという腰の支えの位置を変更できるものもある。
最初の姿勢よりかなり改善した
そして、垂直よりも少し後ろに体重がかかるくらいのリクライニングにセッティングするのがベストだ。PC作業の時はどうしても姿勢が前傾しがちになるが、背面に背中を預けるくらいだと姿勢がキープしやすいだろう。