ビットコイン価格は’21年に4万~5万ドルに到達する!?
実は’21年以降のビットコイン価格に対して、強気の見方が高まっている。11月には世界最大の仮想通貨取引所のファウンダーとして知られるCZ氏が、「シティバンクのマネージングディレクターが機関投資家向けレポートで『’21年12月までにビットコインは31万8000ドルに値上がりする』と予想している」とツイートしたことが話題になった。足元のビットコイン価格から、20倍に急騰する可能性を指摘したというのだ。
にわかに信じがたい予想だが、田中氏も「’21年には少なくとも’17年の高値である2万ドルを更新する」と見ている。
「世界的な金融緩和でお金がダブついている影響が大きい。ドルやユーロなどの法定通貨の価値が下がりやすくなっているので、インフレヘッジを目的としたビットコイン買いが進みやすい状況にあるのです。
実際、10月には米決済サービス企業のスクエアが投資目的で53億円相当のビットコインを購入したことが話題になりました。大きな金額ではありませんが、総資産の1%をビットコインに振り分けたのです。
同様の動きが加速すれば、アメリカ企業だけで数十兆円規模のビットコイン買いを生んでもおかしくありません。決済大手のペイパルが10月にビットコイン市場に参入して個人の資金も流入しやすくなっているので、さらに買い圧力は強まる可能性がある。個人的には4万~5万ドルまで値を伸ばす余地があると見ています」(田中氏)
企業が資産ポートフォリオに組み込むようになれば、一段高は必至。足元のビットコインは高値圏にあるように見えるが、今こそが絶好の買い場なのかもしれない!
【田中Daisuke Shosaki氏】
’14年に10万円でビットコインを購入したことをきっかけに仮想通貨投資を開始し、大きな資産を築くことに成功。BTC建て資産の拡大に注力中。
@tanaka_bot_1
【カナゴールド氏】
東証や国内仮想通貨取引所bitFlyerなどでエンジニアの経験を積んだ後、独立。現在はDeFiトレーダーを名乗り、DeFiによる資産運用に注力。
@hereisyourbtg
※時価総額などは’20年11月23日時点
<取材・文/高城 泰(ミドルマン) 池垣 完 図版/ミューズグラフィック チャート提供/
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