ノーマスクの「クラスターフェス」主宰の国民主権党・平塚正幸党首が逮捕。そのワケは?

日本医師会が訴える医療崩壊の危機

 もし百万歩譲って、彼らの主張通り、これがただの風邪だったとしても、その風邪をこじらせ、重度に肺炎になったりして、死にかけた状態で病院に運び込まれる人が後を絶たないのであれば、病院は大変なことになります。  病院の使命は、風邪だろうが、盲腸だろうが、とにかく命を救い、健康な状態に戻ってもらうことですから、死にかけている人がいたら、どんな病気であれ、命を助けなければなりません。また、病気でない人を病気にしてしまってはいけませんので、院内感染にも気を付けなければなりません。  今の日本は、今の医師や看護師の数ではとても手が足りないほどたくさんの患者が病院に押し寄せつつある状態で、このままでは新型コロナウイルスの患者だけでなく、普通の病気、時には出産みたいなことまで手が回らなくなり、本当だったら助かるはずの赤ちゃんの命さえ失われてしまう可能性がある。だから、日本医師会をはじめ、医療従事者たちの団体が声を揃えて、「新型コロナウイルスの感染者がこれ以上増えないように手を打ってくれ」と訴えているのです。  風邪をこじらせただけだとしても、風邪をこじらせないでほしいというシンプルな話です。にもかかわらず、そんな切実な訴えをしている日本医師会に、空気も読まずに突撃する国民主権党の御一行。これまでの数々の迷惑行為を考えれば、ここらで止めておかなければならないというのが警察の判断でしょう。これまでずっとずっとずーっと大目に見てもらっていたけれど、いよいよ警察署の隣で、世間様にも申し訳ないようなトラブルを起こされてしまっては、警察も動かざるを得ないのだと思います。

マスクをしている姿を仲間に見られてはいけない

駒込署の前に詰め寄る国民主権等の支持者

駒込署の前に詰め寄る国民主権等の支持者

 元N国党公認候補の平塚正幸が逮捕されたとの一報を受け、日頃からN国党の活動を肯定的に紹介しているようなYouTuberたちも集まり、警察署の前で抗議する国民主権党の様子を配信していたのですが、僕はN国信者の間ですっかり有名人なので、N国信者のYouTuberがコラボをしてほしいと言って寄ってきました。そんなYouTuberと話をしていたら、国民主権党の支持者の男性も寄ってきてしまったのです。  一人だけマスクをせずに近寄ってきたので、ソーシャルディスタンスを保ち、マスクをつけるように言うと、男性はポケットから所々黒ずんだヨレヨレのマスクをつけて、こちらに話しかけてきました。いつからポケットに入っていたのかは知りませんが、思わず「マスクは持っとんのかい!」とツッコみそうになりながらも、一応はマスクをつけてくれたので話に応じていると、今度はその男性が、会話の内容は明らかに僕に向かって話をしているはずなのに、空気に向かって話を始めたもので、何をしているのかなと思ったら、国民主権党のメンバーに見られないように、一生懸命背中を向けていました。思わず「コソコソしてるんじゃねぇよ!」とツッコもうと思ったら、空気を察したのか、申し訳なさそうに「マスクしている姿を見られると……」と言った国民主権党の支持者の男性。マスクをつけているところを見られたら破門されるかもしれないと怯えている時点で、カルトだとしか言いようがありません。
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師匠の立花孝志は平塚正幸を大絶賛
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