勝ったり負けたりの平凡なFXトレーダーは、なぜ2020年に億越えできたのか?

 米大統領選をバイデンが制し、米中の関係は緊迫。世界経済に予断を許さないムードが漂い始めている。コロナ禍も収束の気配を見せず、先行きは不透明だが、そんなマーケットをどのように立ち回ればいいのか。勝ち組トレーダーを直撃した。

1日分の1分足チャートでトレンド発生直後に値幅取り

1分足チャート

リョージ氏のトレードルーム。1分足チャートとティックを常にチェック。1日のトレードは手書きのノートにまとめ続けている

「アメリカ大統領選の開票が始まった11月4日から週末までの3日間は1日3時間睡眠でほぼ寝ずにトレードし続けました」  こう振り返るのは為替市場で3億円以上を稼いできた専業トレーダーのリョージ氏だ。稼ぎやすい相場が目の前にあれば寝る間も惜しくなるのがトレーダーの性。集中してトレードに取り組んだ成果は数字に表れた。 「今年は私の周りのトレーダーさんたちが絶好調で1日500万円以上稼いだという人もザラにいる。『同じチャートを見てトレードしているのに、なぜ自分の利益は伸びないのか……?』という悔しさがバネになり、’20年の収支は1億円を超えました」
1分足チャート

1日のトレードは手書きのノートにまとめ続けている

バイナリーオプションが転機に

 ただし、FXを始めた当初は勝ったり負けたりの繰り返しだったという。 「転機となったのはバイナリーオプション(BO)でした。BOで稼げるようになると、心に余裕が生まれて『チャンスが来るまでやらんでええわ』と、FXのエントリーチャンスを待てるようになったんです」  リョージ氏の取引スタイルは超短期のスキャルピングだ。 「自分の特徴はチャートの表示方法ですね。上下の値幅が常に70pipsとなるよう、固定しているんです」  通常、チャートの上下幅は表示範囲の値幅に応じて変動する。小動きな相場だと上下幅が小さくなり、わずか5銭の変動でも大きく見えてしまう。 「上下70pipsに固定するとパッと見で何pips動いたかがわかる。小さなローソク足が続いていたら小動きの証拠なのでトレードしない。反対に画面からはみ出る勢いでローソクが伸びたら、ボラティリティ(変動率)が高くなっている証拠なのでトレードチャンスとなる。自分のチャートにはもう1つの特徴があって、ローソク足を限界まで縮小して表示しているんです。1分足チャートなのに1画面で1日分の値動きを見ているイメージです」 1分足チャート
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トレンド発生直後の押し目と戻り狙いに一点集中
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