増え続ける[ヨコ文字ビジネス用語]がもたらす現場の当惑と混乱

ヨコ文字ビジネス用語

難読ヨコ文字<初級>

ローンチ(する) 「立ち上げる」「打ち上げる」の意味。新製品の発売や新サービスを開始すること。主にウェブサービス企業で新サービスの提供を開始するときなどに使われる。 ワーケーション 「ワーク(労働)」と「バケーション(休暇)」を合わせた造語。観光地やリゾートでテレワークを活用し、働きながら休暇を取るニューノーマル時代の過ごし方。 ウェビナー 「ウェブ」と「セミナー」を合わせた造語。Zoomなどのウェブ会議ツールを用いて開催されるオンラインセミナー、もしくはネット上でのセミナーを実施するためのツール。 コモン(センス) 英語で「common sense」。「常識」「良識」を意味する。ビジネスの場では「共通認識」として用いられ、世間一般的にわかりきったこと、ありふれたことを指す。 アジャイル 「俊敏な」「すばやい」の意味。IT業界では「アジャイル開発」の略語として使われることが多く、仕様の変更などに対して臨機応変に対応しながら開発する方法のことを指す。

難読ヨコ文字<中級>

コアコンピタンス 競合他社が真似できない、自社ならではの差別化を図れる能力。自社の生き残り戦略について考える場合が多い。(例)「コアコンピタンスを前面に出した戦略でいきましょう」 OODAループ 「Observe(見る)」、「Orient(わかる)」、「Decide(決める)」、「Act(動く)」の4つの行動の頭文字を取ったもの。読み方は「ウーダ」物事に対する意思決定の際に用いられる。 WFH(Work From Home) 直訳は「家から仕事をする」で、在宅勤務のネット用語。テレワークが推奨されていた自粛期間中にSNSでよく見られた。「リモートワーク」ともほぼ同義として使われている。 D2C 「Direct to Consumer」の略。自社のECサイトを用いて、自社開発の商品を直接消費者に販売する仕組みのこと。類義語は「B2B(法人向けサービス」「B2C(消費者向けサービス)」。 オポチュニティ 「機会」「チャンス」の意味。「オポチュニティロス(機会喪失)」「オポチュニティコスト(失われた利益)」「オポチュニティアセスメント(ビジネス機会を査定する)」などとして活用。
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