本邦では、
パンデミック第3波の定義など無いと言う、福島核災害において政府と東京電力が強弁した
「メルトダウンの定義がない」*という嘘と全く同じ嘘を官房長官が公言するなど、一刻も早く着手せねばならない「秋の波」対策について政府はやる気がありません。そもそも第3波を認めようともしません**。
〈*
メルトダウンの公表に関するこれまでの検証状況について2016/03/23新潟県〉
〈**
第3波定義せず、加藤官房長官 コロナ感染拡大巡り2020/11/12東京新聞〉
一方で、CNNは、現地時間11/12 3:30(EST)の報道番組New DAYにおいて、
日本でCOVID-19エピデミック第3波が発生したことを明確に報じました*。本邦でも第3波は報道で言及されていますが**、緊迫感が非常に弱く、簡潔ながらも事態の重要性を的確に指摘しているCNNに比してきわめて質が低いです。
〈*Japan Warns of Third Wave as COVID-19 Cases Spike CNN News ROOM 2020/11/12 4:13 EST
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コロナ「第3波」、家庭内感染多く 職場・会食を経由2020/11/14日本経済新聞〉
日常CNN, BBC, アルジャジーラのどれかを視聴している筆者にとって、既に第3波エピデミックが指数関数的増加を示していると言う重大局面において
日本政府の動きは、トランプ大統領よりも無責任であり、国内メディアの報道は、ピンボケです。
一方で本邦以外の人類は、COVID-19との闘い方をこの10ヶ月間でかなり学習しており、経済的犠牲の少ない対処法を模索しています。これから本連載では、海外情報を中心に本邦で今何が起きているのか、何をすれば良いのかについて論じて行きます。
◆コロラド博士の「私はこの分野は専門外なのですが」新型コロナ感染症シリーズ30:迫り来る地獄1
<文/牧田寛>