デモ、暴動、正義。BLMに賛同し政治化するポップスターたちの訴え。
「Who’s Policing the Police?(警察を取り締まるのは誰?)」
2018年のブリット・アワーズで2部門受賞、昨年のグラミー賞で最優秀新人賞を獲得したデュア・リパも積極的にBLMについて行動している一人で、ロンドンでのデモに「Who’s Policing the Police?(警察を取り締まるのは誰?)」というプラカードを掲げて参加している。
重要なのは、私たちは、たとえば選挙に行って政治家を選ぶということは一応できる。けれど、警察が仮に暴走したとして、誰が直接それを正すことができるのかという現実があるのだ。また、彼女が黒人のトランス女性のために安心して継続して居住できる住居を求める趣旨の動画をインスタグラムに上げているのも注目したい。
警察の解体を求める声も
このうねりは当分終わりそうにない状況だ。 <文/福田慶太>
フリーの編集・ライター。編集した書籍に『夢みる名古屋』(現代書館)、『乙女たちが愛した抒情画家 蕗谷虹児』(新評論)、『α崩壊 現代アートはいかに原爆の記憶を表現しうるか』(現代書館)、『原子力都市』(以文社)などがある。
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