堂々巡りで話が進まないリモート会議を劇的に変える、たったひとつの質問テク

 2人で対話をしていたり、多数の人と会議をしているときに、議論が先に進まないということがよくある。議論が行ったり来たりして、進んだと思ったら後戻りしてしまい、いつまでたっても収束しないのだ。誰しも、そのような経験があるに違いない。

行ったり来たりで進まない議論

赤信号のイメージ

photo via Pexels

 在宅勤務の状況が続くなか、リモートでの対話や会議で議論が進まない状況が多発している。議論が中途半端なままになってしまい、いつの間にか、指示・命令により従わざるを得ない状況になってしまうことが少なくない。  オフィスで顔を突き合わせていれば、対話や会議が終わっても、角突き合わせて言い合うことができた。しかし、リモートの状況のなかで、そうした機会がつくれず、無意識のうちに「リモートだからしょうがない」と諦めてしまって、対話や会議の合意形成が中途半端なまま放置されてしまっているのだ。  実はたったひとつの質問を丁寧に繰り出すことで、この問題は解消できる。それも誰でも、今日からでもすぐに使うことができる、とても簡単な質問だ。

出たとこ勝負が進行を妨げる

 そもそも、対話や会議で議論が先に進まない理由は、進行役がいなかったり、進行役がいても進行のためのスキルを発揮していないからだ。わかりやすい例を挙げれば、ひとつの方針について合意形成するために、一対一で対話をしたり、多数で会議をしているとしよう。  方針についての異論や懸念を解消して、合意形成するわけだが、異論や懸念についての発言がされるたびに、その意見について、ああだ、こうだ、ああではない、こうではないと言い合いが発生する。次の意見が出れば、またその意見について応酬が繰り返される。  発言された異論や懸念が深刻な問題であろうとそうでなかろうと、出たとこ勝負で議論が繰り返される。これでは、議論が先に進まないのは当たり前だ。30分や1時間の会議時間を設定しても、時間切れになってしまう。進行役がいなかったり、進行のためのスキルを発揮していないと、ほとんどのケースでこういう状況に陥る。  筆者がビジネススキル演習を実施していて、最も簡単で効果のある進行のためのスキルは、出たとこ勝負で出された意見について都度応酬するのではなく、4つの質問で進行する方法だ。
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4つの質問のうち、議論を進めるポイントは
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