「コロナのアホボケカスー!!」。300円の「お母さん応援 お子様弁当」に込めた思い

「コロナのアホボケカスー!!」。早く通常営業できますように

手書きの貼り紙

手書きの貼り紙には「コロナのアホボケカスー!!」

 こうした客と店の距離感の近さが「バタバタ」の最大の魅力であり「売り」なのです。狭い店に常連客がひしめきながら立ち呑みし、客同士や店の人間とふざけた会話を楽しむ。まさに「三密」です。  コロナ禍は、この店の「売り」を「危険」に変えてしまいました。だから「バタバタ」は緊急事態宣言が出される3日前に、いち早く店内営業をやめてテイクアウト&デリバリー営業に切り替えています。  店の前に出された手書きの貼り紙には、その判断理由を説明するとともに「この自粛期間にも精進を重ね更に皆様に喜んで頂けるお店になるよう、自分達を磨きに磨く決意です!!」と書かれています。そして末尾に「コロナのアホボケカスー!!」。  早く店内で営業が再開できるようになるといいな。日本中の飲食店がこの苦境を持ちこたえて営業を続けられるといいな。そこで働く人たちがこれからもお店で働けるといいな。そう願わずにはいられません。 <文・写真/相澤冬樹>
大阪日日新聞論説委員・記者。1987年にNHKに入局、大阪放送局の記者として森友報道に関するスクープを連発。2018年にNHKを退職。著書に『安倍官邸VS.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』、共著書に『私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?』(ともに文藝春秋)
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