新型コロナ騒ぎで“火の車”。だけど、だから気づくこと
新型コロナが何かを伝えている

働きすぎずに余った時間で米や大豆や野菜を育てる。買い物減らして安心増やす
田舎に移住で気づくこと。人の距離が程よい安堵、互いが支え合う安堵。世間に翻弄されない安堵、工夫や叡智がある安堵。食べものたくさんある安堵、いのちを脅かされない安堵。進歩の裏で失われた、生存のための安堵たち。
この世にはびこる「ねばならない」、どうもおかしな「暮らし方」、それしかないのか「働き方」、そろそろ見直す時期なはず。進歩で叡智を捨てちゃいけない。さらなる進歩と同じくらい、失くした叡智が必然となる。
持続可能な人の暮らしへ。持続可能なすべてのいのちへ。新型コロナで気づいたあなたから。
【たまTSUKI物語 第24回】
文/髙坂勝 30歳で脱サラ。国内国外をさすらったのち、池袋の片隅で1人営むOrganic Bar「たまにはTSUKIでも眺めましょ」(通称:たまTSUKI) を週4営業、世間からは「退職者量産Bar」と呼ばれる。休みの日には千葉県匝瑳市で NPO「SOSA PROJECT」を創設して米作りや移住斡旋など地域おこしに取り組む。Barはオリンピックを前に15年目に「卒」業。現在は匝瑳市から「ナリワイ」「半農半X」「脱会社・脱消費・脱東京」「脱・経済成長」をテーマに活動する。(株)Re代表、関東学院経済学部非常勤講師、著書に『次の時代を先に生きる』『減速して自由に生きる』(ともにちくま文庫)など。
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