LGBT被収容者に対する差別やイジメも。入管の被収容者たちが国会議員に訴えた人権侵害

石川大我議員

石川大我議員の司会のもと、集会を進める

関心を抱く議員も増え始めた「入管問題」

 ここ最近、入国管理局による外国人被収容者への人権侵害に関する報道が目立っている。そのためか、少しずつではあるが、国会でもこの問題に関心を持つ議員が少しずつ増えてきている。  1月23日、衆議院会館の地下で、「入管の収容問題の改善を求める緊急院内集会」が立憲民主党・石川大我議員の主催で行われた。会場は急な告知にも関わらず、多くの国会議員や弁護士、支援者、メディアなどで活気づいていた。  石川大我議員はこう語った。 「自分も牛久入管へ何度か足を運び、関心を持っている。他にも関心を持ってきている議員も増えている。そういう議員たちをどんどん集めて、変えていくための力にしていきたい」  登壇者には、入管問題に詳しい大橋毅弁護士。仮放免者からはイラン出身のベヘザードさん、スリランカ出身のダヌカさん、ペルー出身でLGBTのナオミさん(通称名)の3名。いずれもその直前に入管の収容施設から仮放免されたばかりの人たちだった。

入管は税金を使いながら“反日収容者”を育てている

べヘザードさんの手紙

べヘザードさんが書いた入管の改善を求める手紙

 イラン国籍のベヘザードさんは、長い収容生活に対してハンガーストライキを行ったため去年に仮放免が出たものの、わずか2週間で再収容された。今年もまた仮放免が出たにもかかわらず、その期間はやはり2週間のみ。1月28日に再収容されてしまった。  ベヘザードさんは「緊張して声が震える」と言いながら、マイクを持ち自分の思いを訴えた。 「私は帰国した場合、迫害の可能性があります。たとえ帰りたくても自分の国で問題があるから、帰る場所がない。一方的に退去強制を出す入管、帰れない収容者。収容の期間も決まっていない。収容者の命が入管に握られています。  国民に選ばれた国会議員の方に、国民に伝えるメディアの方々に私の声を届けたい。私は犯罪人ではないのに、尊厳と人生が奪われている。  入管は『国民の安全を守る』と言いながら、税金を使いながら“反日収容者”を育てています。私たち外国人は日本に希望を持ち、来日したのは幸せになるためだったが、幸せじゃありません。収容されているみんなの代表として、助けと応援をお願いしたい」  ベヘザードさんは、第三者機関が入管に介入し、事情のある収容者の話を聞き、公平な問題の解決を望むと語った。
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LGBTの被収容者に対する差別やイジメ
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