「宇崎ちゃん」キャンペーン第二弾、注目すべき点は何か
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第2弾キャンペーンを告知する日本赤十字社のサイト
第二弾キャンペーン、第一弾とどう変わったのか
たとえば、10月キャンペーンのポスターは、女性キャラクターを「性的客体化」する描写が含まれていたことが問題になっていた。具体的には、キャラクターの胸がいわゆる「乳袋」として描かれていたこと(胸が大きいことではない)、頬を赤らめ煽るような表情であることなどだ。また、挑発的な台詞が日赤の倫理規範に抵触するのではないかという問題も提起されていた。 しかし今回は、女性キャラクター(宇崎ちゃん)の胸の表現は「袋」にはなっておらず、衣服の縫製や陰の描き方が、より現実的なものとなっている。また、頬を赤らめて煽るような表情もとっておらず、挑発的な台詞についても、男性キャラクターとの掛け合いの中で突っ込まれる「ボケ」であることが鮮明になっている。 一方、コミック形式にしたことで、キャラクターが単なるアイキャッチのための存在ではなくなり、献血の豆知識などをストーリーに自然に組み込むことができている。「性的客体化」を促す様々な表現が緩和されているだけでなく、献血の啓発のためのコラボレーション漫画としての質も向上しているといえる。第一弾が既存絵の流用(作者の体調が悪く、新規絵を用意できなかったそうである)だったのに対して、第二弾は特別に描き下ろされたものであった効果でもある。 描き下ろし漫画は、あくまでも希望者に配布されるクリアファイルのためのものであり、ポスターのためのものではない。しかし、この内容であればこれをそのままポスターにすることも可能だっただろう。今日から関東で赤十字コラボキャンペーン開始です
— 丈(たけ)■宇崎1~4巻発売中 (@syokumutaiman) February 1, 2020
イラストでもよかったんですけどクリアファイルは両面使えるので今回は2ページカラー漫画にしてみました
続きの裏面は献血後にお読みください
今回も皆様の献血のご協力よろしくお願いいたします pic.twitter.com/Qd7FlxJXv9
日本赤十字は批判意見に対してどのように対応したのか
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