現代ビジネス編集部掲載記事に本サイト記事コピペの疑い。編集部と著者・鈴木エイトの抗議に「盗用」は否定も記事を訂正の怪
統一教会関連の記述の大半がコピペ
事実と食い違う時任氏の言い分
現代ビジネス編集部は、記事内に以下のような追記を行なった。 〈(編集部注:上記の情報は鈴木エイト氏「統一教会と関係の深い議員が多数入閣。その一人、菅原一秀の経産相抜擢に見る、『菅政権』への布石」ハーバービジネスオンライン、2019年9月19日を参考にしました/2019年11月12日17時40分追記)〉 「参考」にした結果、元の文章とほぼ一致する内容・文言にしたのであれば、いわゆる「盗用」と呼ばれる行為ではないだろうか。仮にこれが「引用」なのであれば、むしろ原文通り1カ所たりとも改変してはならない。しかし時任氏は上記の通り、3つの文章を各1カ所ずつ改変している。 出典を追記したとしてもなお、これは「引用」ではない。むしろ、「ここから盗用しました」と表明する犯行声明めいた追記になったように見える。 また、現代ビジネス編集部がこの追記を入れた位置も不自然だった。さも武見演説会のくだりだけを参考にしたような位置に置かれていたのである。 しかし鈴木氏は一旦、矛を収める。時任氏に「是非今度、どこかのタイミングで会って情報交換等させていただけるとありがたいです」などと返信。すると、時任氏は「こちらこそ、宜しくお願い致します。同じ対象を問題視しているわけですし。 」(時任氏のTwitterより)と返信した。すみません。
— 時任兼作 (@bKjbYT7KCjYCFXk) November 12, 2019
リンクを張り忘れていたようで、いま訂正中とのことです。
今後、気を付けます。 https://t.co/fhZCru0cWt
記事をコピペしておきながら、単なるリンクの貼り忘れだと言い張り、「同じ対象を問題視」しているのだからよろしくね、という。しかもこの後、鈴木氏はほかにも2カ所、自分の記事内の文章とほぼ一致する箇所があることに気づいた。合計で上記の3カ所である。 これらについて改めて鈴木氏がTwitter上で指摘すると、時任氏は「「令和の会」は、確かに酷似してますが、これは新聞各紙をベースにしています。こちらこそ、宜しくお願い致します。
— 時任兼作 (@bKjbYT7KCjYCFXk) November 12, 2019
同じ対象を問題視しているわけですし。 https://t.co/lryefWg5mx
そのほかは、過日、申し上げたとおりです。」(時任氏のTwitterより)と返信した。
盗用ではないかと指摘され「違うよ。あなたの記事ではなく新聞記事を盗用したんだよ」と言い訳しているように見えるが、それはさておき。時任氏のこの説明が指しているのは、この一文だ。 〈今年6月、菅原は菅官房長官をバックアップする10数人の自民党無派閥国会議員の連絡会「令和の会」を立ち上げた。〉(鈴木氏の記事) 〈そして今年6月、菅原氏は菅長官をバックアップする10数人の自民党無派閥国会議員の連絡会「令和の会」を立ち上げた。〉(時任氏の記事) 前述の通り、時任氏の記事は菅原・前経産相の名前に「氏」を付け加え、菅官房長官から「官房」の2文字を取っただけで、それ以外は鈴木氏の文章と完全に一致している。 新聞記事でもGoogleで検索で上の時任氏の文章と完全一致する新聞記事を探してみたが、存在しなかった。〈自民党無派閥国会議員の連絡会「令和の会」〉や〈連絡会「令和の会」〉といったフレーズに区切っても、同じフレーズを含む新聞記事は1つたりとも見つからなかった。一致するのは、鈴木氏の記事だけだ。 そもそも新聞各紙は、この「令和の会」について「連絡会」とは報じていない。「令和の会」は、確かに酷似してますが、これは新聞各紙をベースにしています。
— 時任兼作 (@bKjbYT7KCjYCFXk) November 14, 2019
そのほかは、過日、申し上げたとおりです。 https://t.co/ogQuSO9R3O
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