アーティストにもはや公式サイトは不要!? AYA a.k.a. PANDAと語るSNS時代の宣伝ノウハウ<ダメリーマン成り上がり道#23>
今や多くの企業に欠かせない宣伝ツールとなったSNS。若いファンを多く抱えるアーティストでは、その重要度はより大きくなる。そして近年の若いファンはアーティストの公式ホームページをほとんど見なくなり、アーティスト側もライブ情報などはSNSのみで発信する人が増えてきたそうだ。
戦極MCBATTLE を主催するMC正社員の連載『ダメリーマン成り上がり道』の第23回は、ラッパー・AYA a.k.a. PANDAとの対談。今回はSNSの活用法がテーマだ。
――アヤパンさんは告知・宣伝の際にはどんなSNSや動画共有サービスを使っていますか?
AYA a.k.a. PANDA (以下、AYA):「最近はインスタとTwitter、TikTokがメインですね。YouTubeはMVをアップするのと、たまにライブ動画を上げる程度です。TikTokはバカにされがちというか、SNSの中でランクが低いように見られがちですけど、かなり影響力ありますよ」
MC正社員(以下、正社員):「TikTokは年齢層の低い人が多いから、あまり大事だと思われてないのかもしれない」
AYA:「あと私のアカウントにはイイコが多く来てくれて、TikTokはコメントでも癒されています」
正社員:「アンチとかはいないんだ」
AYA:「インスタ、Twitterも含めて、私はほとんどいないですね。インスタではホントに1人だけ『こいつうるさいな』と思う人がいて、その人だけブロックしました。『私もついにヘイターをブロックする時代がきたか!』と思いましたけど、その人が特殊だったのかな」
正社員:「戦極の場合、Twitterは変な人が多いイメージですけどね。たしかにインスタでは変な人は全然いないな」
――戦極はTwitterアカウントのイメージが強いですが、インスタも運営されているんですね。
正社員:「インスタしか見ない人もいるので、そっちでも告知していますね。でも、ぜんぜん世界が違う感覚なので、インスタの告知とTwitterの告知は内容も変えています」
――どう変えているんでしょうか?
正社員:「Twitterはやっぱり文章で拡散できるので、しっかりした文章をマメに載せることを意識しています。インスタのほうはもう少しラフに投稿する感じですね」
――Twitterは文章で論理的なやりとりもしやすいぶん、殺伐としている印象もあります。
正社員:「メッチャ殺伐としてますね。アヤパンに変な人が寄りつかないのは、ファンに大事にされているからだと思います。あとYouTubeのコメント欄って荒れ方がひどくない?」
AYA:「確かに荒れやすいかも。でも、YouTubeのコメントはあまり気にならないですね」
正社員:「匿名で投稿してる人が大半で、すぐ書けちゃうから荒れやすいんだろうね。ユーザーの年齢層が低いのも関係あるのかな」
AYA:「YouTubeのアカウントは、たぶん自分の日常とはまったく関係がないから、みんな言いたいこと言えちゃう感じなのかも」
正社員:「そうだろうね。2ちゃんに悪口を書いてた人は、今はYouTubeで書いてたりするんじゃないかな」
若い世代に宣伝するならインスタとTikTokで
YouTubeのコメント欄は荒れやすい
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2019.11.24
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