JR四国高知運転所南門2015/10/17撮影 牧田寛
国鉄キハ32形がズラリ
台風で中止になった今年のJR四国高知運転所一般公開
前回まで、今年10月19日に開催された移転前最終公開となった
JR四国松山運転所一般公開について3回(
1,
2,
3)に分けてご紹介しました。
今年こそは、昨年参加できなかったJR四国高知運転所(布師田(ぬのしだ)車両基地)一般公開についてご紹介するつもりだったのですが、あいにくイベント当日の10月12日に台風19号が接近したために中止となってしまいました。
このJR四国高知運転所一般公開は、プレスリリースにみるイベント内容こそは他地区と殆ど変わらないのですが実際に行ってみるとなぜか凄く変わっています。この変わり種一般公開がいつまで続くか分かりませんので、本稿から数回に分けて2007年から2017年のイベント記録をまとめてご紹介します。
最初にあまり紹介されることがありませんので駅の高架移転直後の様子も偶然撮影した写真がありますのでご紹介します。
JR四国高知運転所は、もともと高知駅に併設されていたのですが、高知市を著しく南北分断するという弊害があり、道路渋滞だけでなく駅北側の町の発展が著しく阻害されていました。駅の北側、例えば日赤高知病院*へは、周辺道路がたいへんに狭隘かつJR線の南側からとても行きにくいなど酷いものでした。
〈*2019年5月にシキボウ高知工場跡地(現イオン高知ショッピングセンター、高知県職員住宅)へ移転した。/参照:
高知駅―北環状線が直結 来月1日一部開通 日赤アクセス向上へ2019/03/30高知新聞〉
高知運転所は、2002年に布師田へ先行移転し、高知駅は2007年に高架化し、土佐電鉄桟橋線(路面電車)も高知駅に直接乗り入れしました。
高知駅周辺の空中写真2010/05/05撮影 国土地理院
JR線を挟んで南北の交通が大きく改善されている。
高知駅の北東に写っている日赤高知病院(今年5月に移転済)を含め、駅北側の再開発が進行中である。
高知駅前広場に乗り入れたとさでん交通桟橋線には、北側延伸構想があったが、高知駅高架化に間に合わず白紙となっている
国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス