沖縄地元市議を取り込む統一教会。台湾での「祝福式」参加議員も<政界宗教汚染~安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第24回>

集会で配られた「反LGBT」のチラシ

 参加者には講演資料として小中学生へのLGBT教育に反対するチラシが配布された。  教団内組織である真の家庭運動推進協議会の活動紹介がスライド上映され、外間教区長が「性の多様性を認める条例が家庭崩壊をもたらす」と発言。メインの講演では90年代に世界平和青年連合会長を務めるなどした稲森が「LGBT、同性愛の問題が家庭を崩壊させる」と結論付けた。  純潔思想を掲げる教団はこれまでもLGBTに関する条例や学校教育に反対する運動を展開してきた。
11月10日の教団集会で配布されたチラシ(参加者提供)

11月10日の教団集会で配布されたチラシ(参加者提供)

「統一教会という意識はなかった」

 宮崎議員の事務所に電話取材を行った。 ・宮崎議員地元事務所秘書 「講演会に出た経緯は判らない。国会事務所で対応している。東京の方の関係」 ――普段から統一教会とやり取りしているのは東京の事務所? 「はい、そうですね」 ・宮崎議員国会事務所政策秘書 ――経緯について 「特には。地元で開かれた会なので冒頭で挨拶して出て行った」 ――要請は 「地元での会だったのでご挨拶させていただいた」 ――普段から付き合いは 「ないと伺ってます。たまたま顔を出せたということで。行くか行かないかは本人が」 ――選挙協力は 「特には、はい」 ――どういう形で来たかは 「案内状が来ただけだと」 ――議員会館に勝共連合は 「来たことはない」 ――統一教会ということを知って行った? 「特にそういう意識はなかったと思う。ぱっと行ってぱっと帰っただけ」  改めてFAXで質問書を送ったが回答は得られなかった。

市議会議長一行が台湾で教団祝福式に出席、県知事候補も

 台湾での既成祝福式に出席した疑惑があるのが宜野湾市議会で保守系会派「絆クラブ」を組む上地議長、桃原議員、山城議員そして今回の講演会には参加していなかった又吉亮議員だ。この4人については同祝福式が開かれた9月末、台湾へ行っていたことが判明、桃原議員と上地議長から話を聞くことができた。 ・桃原議員 ――絆クラブについて 「政党に属していないが考え方としては自民党と近い」 ――保守系? 「自民党と連携して政策」  ――台湾での既成祝福式出席については? 「メディアに答えるに当たっては議長に相談しないと」 ――行ったのは事実?講演会が統一教会イベントであることは判っていた? 「そうですね、はい」 ――地元での付き合いが? 「そうそうそう」 ――選挙協力とかも 「やっぱり支援していただいたりしているものですから」
台湾で行われた既成祝福式のポスター

台湾で行われた既成祝福式のポスター(「楊梅新聞網、中壢新聞網、桃園新聞網」HPより)

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台湾へは自費で、というが……
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