日赤「宇崎ちゃん」献血ポスター、日本にいる外国人に感想を聞いてみた
「宇崎ちゃん」献血ポスター、なぜ議論がこじれるのか”、”献血ポスター論争、見落とされているもう一つの視点。問われる日赤の倫理規範”、”献血ポスター騒動を機に見直すべき、日本の血液事業の負の歴史と立ち返るべき「原点」”>
今回のポスターも、きっかけとなったのは日本人の奥さんを持つ米国人男性のツイートからだったが、果たして日本にいる外国人はあのポスターをどう見たのか?
まずは、三池崇史監督作品や、『AKIRA』『カウボーイビバップ』といったアニメ作品も好きだというアメリカ人男性(37歳)。
「ジーザス・クライスト……(しばし、無言に)。見たままだと思うよ。どこから始めていいのかわからないけど、これは間違ってる。どう見てもセクシュアライズしているし、日本人の女性に対しての意識が現れてるよ」
と、すでに心が折れている様子。性的な部分が過度に強調されているというのは日本でも言われていることだが、他にはどういった点が問題だと感じたのだろうか?
「子どもの目に触れる公共の場に貼られているのもおかしいと思う。あと、単純にこれを見て献血に行きたがる人がどれぐらいいるのかも疑問だね。アメリカでもビールとかハンバーガーのコマーシャルで、セクシーな女のコが体にこぼしながら飲み食いするようなのがあるけど、ハッキリ言って気持ち悪いよ。そういう広告は前時代的なものになってるし、視聴者の見る目も厳しくなってる。そういう宣伝をする時点で女性を性的にモノ扱いしてる証拠だと思うし、これをオッケーだと思った人たちはイかれてるよ」
日本赤十字社の献血を呼びかけるポスターがネット上で大炎上した「宇崎ちゃん」問題。ウェブ漫画『宇崎ちゃんは遊びたい!』とのコラボ企画で、献血に行くと同作品のクリアファイルが貰えるというキャンペーンを呼びかけるポスターである。
このポスターに纏わる議論や問題点はすでに別記事でも報じてている*のでそちらをご覧いただくとして、これらの批判の中で「海外ではあり得ない」という声や、それに対して「出羽守(「海外では」と海外のことを持ち出す人を揶揄する言葉)」という声も見かけられた。
<*”今回はフラットな意見を集めるべく、「献血を呼びかけるポスター」であることのみを伝えて、予備知識無しの外国人に感想を求めてみた。I admire the work the Red Cross does, which is why I’m disappointed that @JRCS_PR in Japan would run a campaign using the over-sexualized Uzaki-chan. There’s a time & a place for this stuff. This isn’t it. #women #metoo #kutoo pic.twitter.com/bhds7IPPTq
— Unseen Japan (@UnseenJapanSite) October 14, 2019
海外でも広告には厳しい目が
1
2
ハッシュタグ