ICRPが原発事故後の放射線防護に関する勧告をアップデート中。 パブコメでは一般の方のコメントも大歓迎

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一般住民の被ばくに関わるICRPの重要勧告の更新とパブコメ

 繰り返しお伝えしてきた通り、ICRP(国際放射線防護委員会)が原発事故後の一般住民の被ばくを左右する重要な勧告を更新しようとしています(既報1既報2既報3 )。また、その更新の内容について多くの方々から意見を聞くべく、現在、パブリックコメント(以下、パブコメ)が実施されています。  そのパブコメの締め切り(10月25日)まであと1週間を切りました。皆さん、コメントの投稿はお済でしょうか? ちなみに、筆者は9月10日に投稿を済ませました(投稿したコメント及びその日本語訳 )。  今回は、コメント投稿がまだの方や、コメント投稿をためらっている方のために、幾つかのコツをご紹介します。これらを知れば、だいぶ気軽にコメントできるようになるのではないでしょうか。

ICRPは一般の方々からのコメントを歓迎している

 コメントを募集している組織がICRPという科学者集団であるため、一般の方々はそれだけでコメント投稿をためらってしまうかもしれません。しかし、怖じ気づく必要はまったくありません。今回更新される勧告は、一般人の被ばくに関わるものです。また、その更新は、福島第一原発事故という、多数の一般の方々が巻き込まれた事故の教訓に基づくものです。したがって、一般の方々からのコメントは、ICRPにとって非常に貴重なものになります。  実際、ICRP側も「一般の方々からのコメントを歓迎している。ICRPは“公共の利益(パブリック・ベネフィット)”を重視している」と、公の場でコメントしています。8月22日に行われた公開ヒアリングでの以下のやり取りをご覧ください。 ◆一般の方からの質問(動画の1:53:57から) ◆ICRP側からの回答(動画の2:04:26から)。回答者は元ICRP科学秘書官補佐の荻野晴之氏  ちなみに、ICRP委員になるような学者・科学者が普段付き合っているのは、同じ学者・科学者仲間か、せいぜい理系の大学生までで、それ以外の一般の方々との付き合いは極めて限られます。したがって、自分の専門のこと(放射線防護)について一般の方々から意見がもらえるこのような機会は、ICRP委員たちにとって非常に貴重なものです。怖じ気づかず、「学者・科学者に“世間”というものを教えてやる!!」くらいの気持ちで、どんどんコメント投稿しましょう。
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英語ができなくても大丈夫
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