当日参加も可能!――皇位継承儀式で注目を浴びる「皇居」を散策してみよう

11月には「大嘗宮」の限定公開も

 なお、皇居の一般参観は皇位継承儀式などにより10月から11月にかけて実施されない日が多くあるほか、皇居東御苑は11月に大嘗祭がおこなわれる「大嘗宮(だいじょうきゅう)」の建設工事のため一部のみしか立ち入ることができない。大嘗祭とは天皇陛下が即位後はじめて行う新嘗祭のことで、先ほど書いた「天守台が見学できない」という理由は、この大嘗宮工事のためだ。大嘗宮は、大嘗祭後の11月21日から18日間限定で一般公開される予定。伝統様式にのっとって建てられた儀式の場は即位の年にしか見ることができないため、この期間に合わせて皇居散策へと出かけるのもいいだろう。また、三の丸尚蔵館についても今後増築、もしくは建替えられる計画があるため、将来的には「長期休館」となる可能性もあるという。  参観にはパスポートや運転免許証などの身分証明書の持参が必要であり、18歳未満の方は成年者の同伴が必要など様々な決まりもある。「当日参加も可能」といえども、事前に宮内庁のウェブサイトなどを見て、日程などをしっかり確認したうえで訪問しよう。 <取材・文・撮影/若杉優貴(都市商業研究所)>
若手研究者で作る「商業」と「まちづくり」の研究団体『都市商業研究所』。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitterアカウントは「@toshouken
1
2
3
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会