平日の昼間に記者が浅草寺に行ったところ、雷門のすぐ近くに自動両替機があり、外国人がひっきりなしに訪れて両替していた。利用した外国人観光客に聞いたところ、
「クレジットカードが使えない店や少額の買い物は現金で払う」というほか、
「日本円でお賽銭を入れたい」といった回答も。
京都・本家八ッ橋 清水道店
公共施設や店舗などに外貨両替機を置かせてもらうのだが、
集客にも繋がるため設置場所は急速に増えている。業界大手のガイアエクスチェンジが特に力を入れているのは「港」だという。
「例えば
博多港には中国、韓国、台湾などから毎日のように大型客船で大勢の観光客が訪れています。多くの観光客が来る『港』は両替ニーズが高い。ほかに大阪・天保山、神戸ポートターミナル、舞鶴、横浜などにも設置しています」(同社代表取締役・毛利康成氏)
気になる投資リターンはどうか。アクトプロでは1台目540万円+税(2台目以降は1台460万円+税)に、デポジット500万円が初期費用になる。ただし、デポジットは終了時に返金されるので、実質540万円となる。
「例えば一日11件の利用でも、手数料収入は一か月あたり約34万円。一方、手数料や地代、基本料金などの支出が約17万円で、一か月で17万円、年間200万円ほどの利益となります」(新谷氏)