ビジネススキル向上の決め手は、解説よりも行動の反復

相手の目を見て話せないときはどうすればいい?

 さて、実際に演習参加者から寄せられた質問のひとつと、それに対する私の回答を紹介しよう。 質問:相手の目を見て話せない  相手の目を見ながら話すことができません。人見知りですぐに緊張してしまい、気がつくとうつむいて話しています。どうすればよいのでしょうか? 回答:ときどき顔を上げる 「相手の目を見て話しましょう」ということは、よく言われることです。しかし、もし相手の目を見ながら話すことに抵抗があるならば、無理に見ようとする必要はありません。うつむいて話をしているということは、少なくとも相手に圧迫感を与えていないので、よいことだと思えばいいのです。  相手の目を見続けると、相手に圧迫感を与えてしまい、不快な気持ちを持たせてしまいます。もし、無理なく少し試してみようと思うならば、ときどき顔を上げてみてください。顔を上げてまた戻すときに、自然とうなずく動作が出てきます。うなずく姿勢は、相手を最も巻き込みやすい姿勢なのです。  これを続けていくと、相手は親しみを深めてくれます。そのうちに、抵抗感が薄れて、顔を上げる頻度が上がります。  上記のような問答をしたうえで、実際に顔を上げる反復演習をする。すると不思議なことに、自然と相手の目を見る頻度が高まるのだ。この動作を繰り返していくと、相手の目を見ることの抵抗感が薄れてくる。行動が意識を変える典型的な例だ。 【山口博[連載コラム・分解スキル・反復演習が人生を変える]第117回】 【山口 博(やまぐち・ひろし)】グローバルトレーニングトレーナー。モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(単行本新書、ともに扶桑社)、『99%の人が気づいていないビジネス力アップの基本100』(講談社)、『ビジネススキル急上昇日めくりドリル』(扶桑社)がある
(やまぐち・ひろし) グローバルトレーニングトレーナー。モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社、2016年3月)、『クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい、2017年8月)がある
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