これから数年かけて辺野古基地の建設工事が始まります。最終的に2兆5000億円かかるという建設工事費は、群がる土木関連企業の皆様にとって、大変ありがたい利権です。
もともと山の中に作られる計画だった辺野古基地を、もっと儲かる利権に変えようと海を埋め立てるものに変えたのは、アメリカ軍ではなく、
日本の政治家です。
美しい海を破壊することに何の罪悪感も抱かなくなり、世界はリアルな戦争から経済戦争へと形を変えようとしている中で、世界に通用する最先端の技術開発に税金を投じるのではなく、米軍基地建設という経済戦争にとっては何のプラスでもないどころかマイナスになる出費を重ねる時代錯誤の日本。
本当は沖縄の民意を踏みにじってまでやるほどのことではないのに、目先の金儲けのためなら世界の経済戦争に敗れたとしても気にしない日本のメンタルは、相当ヤバいところまで来ていると思います。
この経済戦争に敗れると、たとえ血を流すことがなかったとしても、国民が高い税金や高い食費に苦しみ、生き地獄のような生活をしなければならなくなるのに、目に見えない戦いの時代に対応できず、いつまでも戦闘機の発着陸に夢中の日本。どうしてこんな時代遅れなことが起こっているのかと言えば、パソコンも使えない、USBも知らないようなジジィがサイバーセキュリティー担当大臣をやっているような国だからです。
<取材・文・撮影/選挙ウォッチャーちだい(Twitter ID:
@chidaisan)>
ちだい●選挙ウォッチャーとして日本中の選挙を追いかけ、取材活動を行う。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどをTwitterやnote「
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