元日経新聞記者は「市場開始後30分」を見逃さない。それがネット株売買の「勝負どき」
後場(ごば)が始まった直後と終わる直前も狙い目
この時間が終われば外出し、さまざまな役所の会議や勉強会、環境NGOの支援などに時間を当てています。
もっとも、読者の皆さんの中には自宅にいる時間が多い方も少なくないと思います。私も会議などの約束がなく、終日家にいることがあります。このような時にはパソコンのネット株をちょくちょく見ます。
これまでの経験から言えば、朝9時から長くて1時間、このほかに株価が比較的変化し売買が成立する時間帯が二つあります。一つは後場(ごば)が始まった直後、もう一つは後場が終わる直前です。
後場は昼の12時半から始まります。前場(ぜんば)が終わる時間が午前11時半なので、1時間の休憩を挟みます。この間も外国為替市場は開かれています。この間に円相場が大きく動く場合があります。
また、日銀の金融政策決定会合が年に8回、2日間の日程で開かれます。最終日の2日目、正午過ぎに「経済・物価情勢の展望」(基本的見解)が発表されます。その内容しだいで円相場や日経平均が大きく動く場合があります。具体的には後場寄り付きの株価にその影響が投影されるからです。
もう一つは後場の引け直前です。東京市場は午後3時に終わります。その直前の午後2時半ごろからの30分、株価が比較的変化する傾向があります。一日の取引のバランス調整や取引が始まった上海、香港などのアジア市場の動向によって、株価が変動することがあるためです。
上海株、香港株やシンガポール株などの動向も無視できない

上海株、中国元、米国ドル相場などの動向
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