立憲民主党から立候補で大論争。「おしどりマコ」は天使か悪魔か?

井田 真人

批判というより扇動も

 次いで、菊池誠大阪大学教授のごく最近の発言を紹介する。同氏は最近、Twitter上でおしどりマコ氏を苛烈に批判しているが、その批判の精度はとても高いとは言えないようである。それを端的に表しているのが以下のツイートである: [2018年9月30日] 菊池誠 @kikumaco “僕の観測範囲ではおしどり擁立に反対している人はEM大臣にも批判的だけどね。そもそもEMと放射能デマは親和性高いでしょ。おしどりだってEMイベントに出たし、EMで放射能除去っていうデマもあるし  菊池氏はここで、おしどりマコ氏と「EMで放射能除去」を関連付けようとするかのような発言をしているが、上で述べたように、その件は2015年の時点でおしどりマコ氏自身が「放射性物質を除去できるとは思わない、と会で発言した」と言い、きっぱりと否定しているのである。どうして菊池誠大阪大学教授は3年後の今になって、本件をこのようなかたちで蒸し返したのだろうか? 2015年のやり取りを知らずに発言したのであれば調査不足であり、極めて怠惰な行為、2015年のやり取りを知ったうえで発言したのであれば、極めて卑劣な行為ということになるだろう。  なお、菊池氏はより最近、次のような発言までしている: 菊池誠 @kikumaco “EMが叩かれるのはいいんだけど、同じくらいの勢いでおしどりマコも叩いていただきたい”  さすがに常軌を逸しているのではなかろうか? 学者や教育者としての言葉だとは到底思い難い。

批判者に逸脱はないと言えるのか?

 以上で解説したように、おしどりマコ氏の発言に迂闊な点が多々あったり、自身の発言の事後フォローが非常におろそかになっていたりすることが有るのは事実だろう。  例えばEM菌については、先述の通り何かと論争になりがちな対象でもあることから、トークイベントへの参加自体を疑問視する人が現れても大丈夫なよう、あえて参加したことの意味や、イベント当日の自身の発言内容などについて、ブログにでも書き記しておく必要があったのではないだろうか。そうしておくだけで、現在のような混乱を避けられたのではないだろうか。  しかしながら、マコ氏の側に迂闊さが有るのと同時に、マコ氏のことを悪意を持って陥れようとする人物がいることも、また事実のようである。筆者はおしどりマコ氏の側からは“悪意”までは感じなかったのだが、読者の皆さんはどう思われただろうか。 <文/井田 真人> いだ まさと●2017年4月に日本原子力研究開発機構J-PARCセンター(研究副主幹)を自主退職し、フリーに。J-PARCセンター在職中は、陽子加速器を利用した大強度中性子源の研究開発に携わる。専門はシミュレーション物理学、流体力学、超音波医工学、中性子源施設開発、原子力工学。
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