仕事でも恋愛でも、悩みは絶対に友人に相談すべきでない理由と相談すべき場所
前回は、人見知りを3秒で克服するための「うまい”聴き役”になるコツ3原則」についてご紹介しました。
前回が悩み相談を受ける側の対応策をご紹介したのに対し、今回は悩み相談をあなたがする側になった場合の正解、すなわち「正しい悩み相談の仕方」がテーマです。
現在、私は10年以上心理カウンセラーをしていた経験を活かし、LINEトークCAREというサービスで、10~40代女性から恋愛の悩み相談を受けています。
これはLINEを通して相談者から電話で相談をいただき、私がその方の悩みに合った回答するというものです。
そこで、相談者の多くが長年間違った方法で悩み相談をしていることに気づきました。
たとえば、こんな状況を考えてみてください。
あなたが交通事故を起こしてしまったとしましょう。あなたは加害者ですが、相手の不注意があったこともあり、少し不当な処分をくだされることに不満があったとします。
この状況をあなたが友人に話したら、きっとあなたの肩を持つ方が多いはずです。「わかる、わかる!それは相手も悪いね」と言ってくれる。
一方、警察ならよくも悪くも事故状況を双方に客観的に聞き取り調査するでしょう。友人ほどあなたの肩を持つことはなく、少しあなたにとっては不満のある処分が下される可能性が高い。
さて、両者の差とはなんでしょうか。
それは、警察はあなたが事故にあって初めてコミュニケーションを取った第三者ということです。第三者ゆえに、被害者と加害者の双方の話を(一応は)公平に聞いているのです。
その点で、悩み相談とはとても特殊なコミュニケーションと言えます。相談相手が第三者として話を聞ける人であることは少ないからです。
恋愛相談は特にそう言えるでしょう。
たとえば、ある女性が彼氏とうまくいかなくて女友達に悩み相談したとしましょう。しかし、その友人は彼氏側の言い分を聞くことはまずありません。つまり、女友達は先程の警察の例のように第三者の立場ではない。
すると、たいてい結論はこうなります。
「ひどいね。そんな男、絶対別れたほうがいいよ!」
「もっといい人見つけなよ!」
「っていうか、合コンやろ!」
おおむね、女友達とは彼氏よりも彼女側の肩を持つものです。
よく、カフェなどで「そんな男、絶対別れたほうがいいよ!」という女子会の会話が耳に入ってきませんか? 女子会とは、全員与党、結論ありきの欠席裁判なのです。
事実、LINEトークCAREで私に相談する女性は十中八九「色んな人に相談したんですけど、全員に付き合うのを反対されました。別れたほうがいいと言われました」と口にします。
こんにちは、サラリーマンメンタリストTatsuです。
友達に悩み相談は絶対してはいけない
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