いよいよ国が辺野古の埋め立てを予定している期日まで数日を切りました。
8月17日のXデーまでに県の埋め立て承認撤回手続きは完了するのか、国と県のギリギリの攻防が続いています。
辺野古ゲート前に加え、沖縄防衛局での座り込みも行われています。
そんな中、翁長知事の意識混濁が発表されました。
めまぐるしい情勢が続いています。
「容認」か「反対」かの前に、デマに流されず、正しい情報を元に議論することが本土の人間に求められています。
沖縄にはまだ日本の米軍基地の70.6%が集中しています。
これは「沖縄の基地問題」ではなく、「本土が沖縄に押し付けてきた基地問題」なのです。
急転直下、この文章を書き上げて1時間ほどで翁長知事の訃報が届きました。保守、革新問わず、今時、こんなに県民のことを考え、国と対峙し地方自治を貫いた政治家がいたでしょうか。ここまで民のために身を粉にして働いたその背中。彼と同時代の沖縄を生きられたことに感謝の念がこみ上げます。
さて、これから沖縄は激動の季節をむかえます。残された僕らがこれからどう生きるのか、試される番です。本土も沖縄も我々は皆、この問題の当事者なのです。
眼を逸らさず、逃げずに見つめていただきたいです。合掌
<取材・写真・文/ラッパー 大袈裟太郎(Twitter ID:
@oogesatarou)>
大袈裟太郎●ラッパー、人力車夫として都内で活動していたが、2016年の高江の安倍昭恵騒動から、沖縄に移住し取材を続ける。オスプレイ墜落現場からの13時間ツイキャス配信や籠池家潜入レポートで「規制線の中から発信する男」と呼ばれる。新しいメディアを使い最前線から「ポスト真実」の時代にあらがう。
レポートは「
大袈裟通信アーカイブ」