あわ氏Twitter
昨年の仮想通貨バブルで多数の億り人が誕生したが、1月以降の低迷相場で仮想通貨トレーダーも意気消沈。今なお生き残っている投資家は、いかにして稼いでいるのか? リーマン・ショックなど数々の金融危機を乗り越えてきた為替トレーダーや、仮想通貨と為替を操る二刀流トレーダーも交え、最強投資家たちが大激突!
直近安値付近の大口買い注文を連続売り注文で売り崩す!
「1万円チャレンジ」と銘打って、日々ツイッターに戦績をアップしているトレーダーがいるのをご存じだろうか? 見ていくと、10万~20万をコンスタントに稼ぎ出し、なかには200万円以上を稼ぎ出している日も!
「今年1月1日から始めて3月には1万円が5000万円に増えました。5月には7000万円を超えましたね」
こう話すのはそのチャレンジを実践している当のご本人、あわ氏だ。10年前からFX投資をはじめて10万円を2000万円に増やし、’17年から仮想通貨投資にも着手したという。
「仮想通貨でも、ビットフライヤーのビットコインFXを利用してレバレッジ投資を行っています。30万円だけ入金して初めからフルレバ投資(笑)。’17年12月のビットコイン急騰時にはその波に乗れて、億超えを達成しました。それで、今年1月から心機一転、1万円から再投資を始めたんです」
一体、どうやって増やしたのか?
【5分足チャートでサポ&レジをチェック】“売り崩し”が好きなあわ氏は基本、売り目線。ビットコイン価格が直近安値に近付いてきたら、板を見て大口の買い注文を吸収できる量の売り注文を連続して並べる
「FXと似ています。基本はスキャル。スプレッドが広くコストが高いと言われる仮想通貨ですが、ビットコインFXだけは低コストなので、細かい利益を積み重ねる。直近の高値・安値といったサポートとレジスタンスを意識して、その節目を割って勢いづいたところについていくトレンドフォロー型のスキャルです。トレンド発生局面を見極めるために、一通りチャートパターンも頭に叩き込みました。そのスタイルを仮想通貨にも応用しているんです」
ただし、仮想通貨投資ではもう1つ“武器”を付け加えている。
「板読みですね。ビットフライヤーではトレード画面で、どの価格帯にどれだけの買い注文と売り注文が入っているかという板情報が見られます。今が1BTC=81万円で、直近安値が80万円だとします。その80万円に100BTCの買い注文が入っていたら、82万円から下に数千円刻みで100BTCずつの“売り注文”を連続で並べたりするんです。直近安値にタッチして100BTCの買い注文を吸収して、さらに下げるように。安値を割ったら、下げの勢いが加速しやすいので、さらに下の大口の注文まで利幅を伸ばす、という感じです」
【チャートパターンで転換点を見極める】
《ビットフライヤーでは板情報を“まとめる”》
ビットフライヤーの板情報は数十円刻みで並んでいる板情報の中央「○」で囲んだところをクリックすると、数百円刻みの板情報にまとめることができる。あわ氏はこの板を見ながらチャートをチェック。直近安値付近で100~300BTCの大口買いが入った場合には、その少し上から売り崩すために売り注文を並べる。さらに大口の買い注文が並んだらすぐに撤退。売り崩せたら安値を割り込んで、大きく下げていく可能性あり!