人は簡単にファシズムに転ぶ。拡散装置による世論誘導の果てにある「illiberalism(似非民主主義)」社会
人間には保守的傾向があり、意識して補正しなければ公平中立な社会は失われる
人間にはもともと保守的傾向があり、意識して補正しなければみんなが基本的人権の尊重や自由や公平な権利を持つ社会は失われる。民主主義は死に瀕しており、その代替案がいつか見たことのあるような全体主義では、その結果もわかっていると思うのだが。
◆シリーズ連載「ネット世論操作と民主主義」
<取材・文/一田和樹>
いちだかずき●IT企業経営者を経て、綿密な調査とITの知識をベースに、現実に起こりうるサイバー空間での情報戦を描く小説家に転身。『犯罪「事前」捜査』(角川新書)、『原発サイバートラップ』(原書房)、『サイバー戦争の犬たち』(祥伝社)、『公開法廷 一億人の陪審員』(原書房)、『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』(集英社)など著書多数 いちだかずき●IT企業経営者を経て、綿密な調査とITの知識をベースに、現実に起こりうるサイバー空間での情報戦を描く小説やノンフィクションの執筆活動を行う作家に。近著『フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器 日本でも見られるネット世論操作はすでに「産業化」している――』(角川新書)では、いまや「ハイブリッド戦」という新しい戦争の主武器にもなり得るフェイクニュースの実態を綿密な調査を元に明らかにしている
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