上方修正する銘柄は決まっている!? オススメ銘柄8選

 毎年のように期初予想を上回り、株価が意外高を演じることがある。それらの銘柄には、業績予想や想定為替レートが保守的という共通点がある。好業績企業も想定を上振れしやすい。業績の上方修正が濃厚な銘柄を狙え!

今が仕込みどき!? 業績を上方修正する[テッパン銘柄]8選

 上方修正を連発した島津製作所

<上方修正を連発した島津製作所>昨年4月から今年5月までの日足チャート。11月と2月に上方修正を発表し、5期連続の過去最高益を達成。株価は堅調な右肩上がりを続け、8割増となった

 島津製作所の株価は昨年4月に1770円だったが、今年5月には3195円をつけ、8割も急騰した。株式ジャーナリストの大神田貴文氏は、「原動力は業績の上方修正だった」と分析する。

「昨年5月に公表した’18年3月期見通しを11月と今年2月に上方修正。決算を終えたら上方修正済みの業績をさらに上回り、この1年間で合計3回も上方修正しました。しかも3回とも売上高、営業利益、純利益のすべてを増額。利益予想を引き上げるたびに『次もありそう』と期待を呼び、株価はほぼ一直線で上昇していったのです」

 株価が大幅上昇するのは成長著しい新興株や小型株だけではなく、成熟しきった大型株も着実な業績の上方修正でこのような大幅高を演じるのだ。では、今期の企業業績はどうか。

「上場企業の発表データを単純集計すると、過去最高益となった前期に対し、今期の純利益は1%程度のマイナスにとどまり、それほど芳しくはありません。トランプ米大統領による保護貿易政策など不透明要因が多く、今期は想定為替レートを106円程度の円高に見積もっているためです。ただし、野村証券の独自分析による業績予想では、同じ1ドル=106円が前提でも、金融を除く主要企業で8.7%の経常増益と会社発表値を上回ります」(大神田氏)

 今年も1Q決算発表が本格化する7月下旬頃から、業績の好調さが確認されれば上方修正候補の銘柄に買いが集まってきそうだ。まさに今が仕込みどきなのだが、どんな銘柄が狙い目なのか。

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経営破綻後に絶好調な企業も

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