「紀州のドン・ファン」がハマった、愛人バンクの麻薬的な快楽とは<現役愛人が説く経済学40>
55歳年下を娶り急逝した『紀州のドン・ファン』型富裕層の特徴とは」と題しまして、ワイドショーを賑わせている故・野崎幸助さん(享年77)について御説明いたしました。
年老いても性欲が有り余っているかのような発言を繰り返し、「美女4000人に30億貢いできた」と豪語していた彼には、Sさんという22歳の妻の他にも交際中の女性がいたと報道されております。おそらく、前回もご説明した「高級デートクラブ」で紹介してもらったのでしょう。
デートクラブにとって、高額を支払ってまで美女との出会いを求めるお金持ちはある意味「カモ」ですから、次々とオススメの女性を紹介して紹介料を取るのです。
「紀州のドン・ファン」氏が高級デートクラブ、いわゆる愛人バンクにのめり込んだのは、北新地や銀座のクラブで女性を口説くよりも「コストパフォーマンスが高い」からです。愛人バンクでは、高いボトルを入れて店に通わなくても、コンシェルジュが好みの女性を紹介してくれるのですから。
富裕層向けの愛人バンクでは、女性の写真を一切修正せず、スリーサイズから性的な積極性まで書かれたプロフィールを見ることができます。ホステスさんにはなかなか聞けない情報まで、コンシェルジュが教えてくれるため、身も蓋もない言い方をすれば、「高級クラブよりも女性を攻略しやすい」のです。
第22回「高級クラブは愛人市場においてはレッドオーシャン」でご紹介した図「男女関係ビジネスのセグメンテーション」を覚えていらっしゃるでしょうか。
縦軸に男性の年収、横軸に身体的満足度と精神的満足度の度合いをとり、男女関係ビジネスをマッピングしたものです。左上の、「精神的満足度:高い、年収:高い」に位置しているのが高級クラブです。ここには、年収が高く、女性に対して精神的な癒やしを求める層が集まります。
同じような層、つまり「高級クラブを利用できる富裕層」が、女性に対してさらに性的なつながりを求めるとき、利用するのが高級デートクラブです。ターゲットは、どちらも年収1000万円以上の中高年や資産家ですが、高級デートクラブは図でいいますとより右へ、より「身体的な満足度」を求める富裕層の受け皿になっています。ホステス遊びから流れてくる富裕層が多いということですね。
こんにちは。東條才子と申します。ごく普通のアラサーOLですが、複数のお金持ち男性を相手に「愛人業」を展開しています。前回は「1
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2018.06.10
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