パパ活ブームの裏で、金持ちの愛人になりたい女性が減り続けているワケ<現役愛人が説く経済学34>

東條才子
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金持ちの愛人になることに、ステータスを見出さない若い女性が増えているという。その理由とは?

 こんにちは。東條才子と申します。複数の富裕層男性から経済的支援を受ける「愛人業」をビジネスとして展開しております。前回と前々回は、孤独を抱える中高年の実態についてお話してまいりました。

 カンの良い方はすでにお気づきかと思いますが、そのような「寂しい中高年」のケアを担うのが愛人ビジネスです。

 中でも、前回(参照:40代後半~50代の富裕層男性に「寂しい男」が異様に多い理由)で触れた層は、マーケティングの対象として非常に魅力的です。

 まず、彼らは人口が多い。今の40代後半(1970年~1974年生まれ)は、おおよそ「第2次ベビーブーム世代」にあたります。厚生労働省の人口動態統計によりますと、1971年の出生数は193万4239人。男性の方が女性よりも若干多く生まれますから、1971年生まれの男性「だけ」で100万人もいるのです。

 1960年代後半~70年代前半は、毎年100万人に近いペースで男児が増えるベビーブームでした。その男児が今、45歳以上の中高年となっているのです。とにかく人数が多いため、市場として魅力的なのは間違いありません。

 私の顧客である、40代後半のある男性(会社役員)は、

「僕らの頃は受験戦争で、浪人して東京に出てきて、代ゼミに通ったなぁ。苦労して夢のキャンパスライフかと思いきや、理系学部だったから男子ばっかりでさ。授業サボって麻雀して……あとは、女子と知り合うために他大学まで出かけてナンパして、コンパを開いたなぁ」

 と、懐かしく語っておられました。

 同世代の人口が多い彼らは、受験戦争ばかりでなく、女性を獲得する競争においても昔から一生懸命だったようです。

 よく言えばハングリー。悪く言えば男性優位で、「女性をモノにする」「据え膳食わぬは男の恥」など、古い価値観をもっておられる方も目立ちます。

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愛人を欲する中高年男性と若年女性の需給が崩壊

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