<現役愛人が説く経済学23>年収はそう高くないけど愛人成約率抜群な「市場」とは?

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「愛人バンク」(デートクラブ)に身を置く筆者が見た、その内実とは

 こんにちは。東條才子と申します。金融系のOLをしながら、お金持ちの男性たちに対する「愛人ビジネス」を展開している者です。  さて、男女関係のマーケットをセグメント化し、それぞれのセグメントにおける「愛人契約の実態」を解説するシリーズも、今日でいったんおしまいいです。前回(高級クラブは愛人市場においてはレッドオーシャン)に引き続き、今日は「デートクラブ」を取り上げて参ります。  愛人契約を取ろうと、キャバクラや高級クラブで働いてみたわたくしですが、まったくうまく行かなかったのはこれまで書いた通りです。キャバクラに通う若い男性セグメントとは性質が合わず、お金持ちで精神的にも余裕のある男性が通う高級クラブは、美女たちのレッドオーシャンでした。 ⇒図「男女関係ビジネスのセグメンテーション」https://hbol.jp/?attachment_id=160025 男女関係ビジネスのセグメンテーション そこで私が考えついたのが、の中央、青い部分の「デートクラブ」です。高級クラブの顧客よりも年収は低く、平均1000万円~3000万円ほど。また、高級クラブに比べますと、精神的な繋がりに加え身体的な繋がりを求める男性も多いセグメントです。 「六本木や銀座で散財するほどの余裕はないけれど、それなりにお金はある。プロではない、普通の女のコとデート(あわよくばセックス)がしたい」というニーズをもった層ですね。  そもそも「デートクラブ」とは何でしょうか。簡単に言いますと、年収の高い男性と若い女性をマッチングさせ、紹介料を取る店舗型ビジネスのことです。80年代には「愛人バンク」という言葉もありましたが、昨今のデートクラブ(交際クラブと呼ぶところもあります)も、基本的には同じでございます。 「デートクラブ」がかつての愛人バンクと異なるのは、1997年に公布された東京都の条例(東京都テレホンクラブ等営業及びデートクラブ営業の規制に関する条例)で、公安への届け出が必要となり、営業所の立地や広告などが厳しく規制されている点でしょうか。  昨今の「パパ活ブーム」にのって新規参入する事業者も多いのですが、いかんせん厳しい広告規制があるために、ハイスペックな男女を集めるのはなかなか難しそうです。そのため、一部の昔からある「老舗高級デートクラブ」と、新規参入した激安系のデートクラブが散見される程度となっているようでございます。  私がデートクラブを知ったのは、街を歩いていて「愛人どうですか?」とスカウトされたのがきっかけでございました。はじめは「昼の仕事をしているので、無理です。年齢も年齢ですし」と謙遜したのですが、「愛人クラブなら、年齢制限は割とゆるいですし、見た目さえ小奇麗にしていれば大丈夫だ」というようなアドバイスを受けまして、好奇心が勝ってしまったのでございます。
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愛人バンクは、さながら現代の奴隷市場
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