xiangtao / PIXTA(ピクスタ)
大学生、新入社員から役員まで、各層に対してリーダーシップ開発プログラムを実施していると、各層の人々との間で頻繁にメールのやりとりが発生します。
年齢? 多忙さ? メールの返信をして来ない人の傾向
プログラム参加者に限らず、各層とメールのやりとりをしてきた私の肌感覚をふまえると、最近になるほどに、メールの返信率が下がっているような気がしてなりません。
返信してくれる人と返信してくれない人の傾向について、業務多忙さに相関があるのではないかという仮説を持っていました。多忙な人は返信してくれず、比較的多忙でない人が返信してくれているのではないかと考えたわけですが、どうも異なるようです。
一般に年齢が上がり職責が重くなるにつれて多忙になるわけですが、注意深く見てみると……年齢が下がるほど返信率が下がり、年齢が高い人ほど返信率が高いという傾向が、あくまで私とのメールのやりとりの状況だけからですが、わかってきました。
だとすると、私との関係の近さ、遠さにもよるのではないでしょうか? しかし、毎月2度、半年間にわたってかなり密度濃く演習している間柄でも、メールの返信をして来ない人もいれば、コンタクトの密度ははるかに薄くともにすぐに返信してくる人がいます。
私個人の経験に基づくだけの、かなり乱暴な切り口であることを承知の上でメール返信率についての傾向をまとめると、次のようなことが言えるのではと考え始めています。
《メール返信率についての傾向》
1:年齢が若ければ若いほどメール返信率が低い。
2:所属企業がベンチャー企業であったりして組織の縛りが希薄であればあるほどメール返信率が低い。
3:学歴が高ければ高いほどメール返信率が低い。
メールを返信して来ない人の何人かと雑談をする中で、その理由を聞いてみました。すると、私にとってはとても意外な答えが返ってきたのです。