788Mbps対応スマホも! NTTドコモが2017年夏商戦向け新商品を発表 

田村 和輝
 NTTドコモは2017年5月24日に東京と大阪で2017年夏 新サービス・新商品発表会を開催した。通信速度をさらに高速化する計画を明らかにし、それに対応する新商品も発表された。

通信速度は788Mbpsへ

 NTTドコモはLTEを高度化したLTE-AdvancedによるサービスをPREMIUM 4Gとして提供しており、2017年8月以降に通信速度を受信最大682Mbpsから受信最大788Mbpsに高速化する計画を明らかにした。なお、受信最大682Mbpsは日本の携帯電話事業者が提供するデータ通信サービスの通信速度としては最速であり、NTTドコモはさらに日本最速を更新する。

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3種の技術を駆使して最大788Mbpsを実現

 受信最大788Mbpsはキャリアアグリゲーション(CA)、256QAM、4×4 MIMOを同時に適用して実現する。なお、NTTドコモがLTEで使用する周波数はFDD-LTE方式が2GHz帯(Band 1)、1.7GHz帯(Band 3)、1.5GHz帯(Band 21)、800MHz帯(Band 19)、700MHz帯(Band 28)、そしてTD-LTE方式が3.5GHz帯(Band 42)である。

 CAは複数の搬送波を束ねて同時通信する技術で、NTTドコモは複数の組み合わせでCAを実装するが、受信最大788Mbpsでは3搬送波を束ねる。具体的には1.7GHz帯の1搬送波と隣接する3.5GHz帯の2搬送波を束ねたCA_3A-42Cの組み合わせだ。256QAMは従来の64QAMと比較して1度に運べる情報量が6ビットから8ビットに増える。4×4 MIMOは基地局側と端末側で4本ずつのアンテナを利用してデータを多重で伝送する技術で、従来の2×2 MIMOより通信速度の大幅な高速化が期待できる。3搬送波のうち256QAMは全搬送波で適用し、4×4 MIMOは3.5GHz帯の2搬送波で適用する。

 CAの組み合わせや256QAMおよび4×4 MIMOは受信最大682Mbpsで適用した技術と変わらない。ただ、4×4 MIMOの伝送モードを最適化したことで3.5GHz帯は1搬送波あたり受信最大241Mbpsから受信最大294Mbpsとなり、結果として受信最大682Mbpsから受信最大788Mbpsへの高速化を実現できる。

 NTTドコモが使用する周波数と1搬送波あたりの通信速度は表の通り。

⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=142298


 なお、NTTドコモが使用する1.7GHz帯は1.7GHz帯 東名阪バンドであり、一部の地域を除いて、俗に東名阪エリアと呼ばれる総務省の関東総合通信局、東海総合通信局、近畿総合通信局の管轄区域内で使用できる。したがって、東名阪エリア以外では1.7GHz帯を使用できないが、ほかの周波数を使用して2017年8月以降に受信最大632Mbpsから受信最大738Mbpsに高速化する計画である。

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新周波数に対応した機種は?

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