若者の半数がロボットと競合!?……米求人大手indeed「大学の学位は役に立たない」
2017.05.13
Indeed」、「Washington Post」)
同研究を行ったエコノミスト、ダニエル・カルバートソン(Daniel Culbertson)氏は、月間ユニークユーザーが2億人に達するインディードのウェブサイト上に登録された熟練労働者を2グループ(ルーチン的な業務グループと、非ルーチン的な業務グループ)に、また肉体労働従事者を2グループ(反復的な業務グループと非反復的な業務グループ)、計4グループに分けて6ヶ月間にわたり調査を行った。
カルバートソン氏ら研究グループのデータ分析結果によると、ベビーブーム世代(53-71歳)では、日常的な業務や自動化しやすい業種を好む割合が51.2%と最も高かった。一方、ミレニアム世代(20-36歳)はやや低い割合ではあったものの、49.8%が同様の業務に興味を示したという。なおX世代(37-52歳)は、このふたつの世代よりも低い49%であった。統計だけ見ると、働く年数が多い、またテクノロジーの劇的な発達と長い時間にわたり生活をともにするミレニアム世代の方が、より大きな影響を受ける可能性がある。
1980年以降に生まれたミレニアム世代(20~36歳)の半数が、仕事をロボットと争い合うことになるという見通しが、米ワシントンポストによって発表された。同紙は各研究機関の資料を収集・調査。結果、今後は知識および大学の学位ではロボットによる仕事の代替を防ぐことができず、ミレニアム世代の半分がロボットと競合するとした。またロボットの普及による自動化は、高齢に近い世代ほど大きな悪影響を与えるという説が多いなか、実際にはミレニアム世代の方がより深刻な脅威に直面するとも予想した。
求人サイト「インディード(indeed)」の研究機関であるインディード・ハイアリング・ラボ(Indeed Hiring Lab)は、インディードに寄せられた履歴書データと職業情報を活用し、自動化によるミレニアム世代への影響を分析した。(参照:「
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