なお、フェイスブック、ツイッターやインスタグラムもそろそろ危ないのではという声がちらほら聞こえてきます。
ただ著者は、これらのSNSは現時点で、ロシアにとって利用価値が高いと考えています。
ロシアの情報戦は優れています。特に「偽ニュース」関連でこれらのSNSが活用されることが最近でもよくありました。情報戦で使えるのに、自ら遮断して孤立するようなことをするとは考えにくいと思います。
ただ、今後はフェイクニュース対策も高度なものになり、規制も進んでいくことでしょう。もしこれらSNSの情報戦での利用価値が薄れてくるとすれば、その時はロシアで規制される可能性も高まるといえるでしょう。
<文/岡本泰輔>
【岡本泰輔】
マルチリンガル国際評論家、
Lingo Style S.R.L.代表取締役、個人投資家。米国南カリフォルニア大学(USC)経済/数学学部卒業。ドイツ語を短期間で習得後、ドイツ大手ソフトウェア会社であるDATEVに入社。副CEOのアシスタント業務などを通じ、毎日、トップ営業としての努力など、経営者としての働き方を学ぶ。その後、アーンスト&ヤングにてファイナンシャルデューデリジェンス、M&A、企業価値評価等の業務に従事。日系企業のドイツ企業買収に主に関わる。短期間でルーマニア語を習得し、独立。語学コーチング、ルーマニアビジネスコンサルティング、海外向けブランディング、財務、デジタルマーケティング、ITアドバイスなど多方面で活動中。