フェイクニュース拡散にも活用されているというロシアのSNS
「ロシアでLINEが使えなくなった」
4日、LINEでこのようなメッセージをロシア人の知人から受け取りました。その後、この知人から電話がかかってきました。
「代わりにワッツアップを教えて欲しい」
かなり焦っている様子。それもそのはず、著者がそうでしたが、もしLINEでしかつながっていない知人がいる場合、早く連絡しないと連絡手段が途絶えてしまうといったリスクがあったからです。
LINEは、なぜ規制されたのでしょうか。
ロシアの法律では、ロシア市民の個人情報はロシア国内のサーバーにとどめる必要があります。当局が情報開示を求めた場合は、これに従う必要があります。LINEはこの法律に違反したと考えられています。
スマホ回線からはLINEは使えなくなりました。しかし、一部のWi-Fi環境において、LINE規制後もLINEが継続して使えることができたと報道されています。
上記で挙げた著者の知人がまさにこのケースです。IPアドレスを変える方法などが出回り、一定期間であればLINEが規制された後も、継続して使うやり方などもあったようです。
こういった方法で知人にコンタクトを取れた人は良かったでしょうが、取れなかった人は、いろいろ大変だったかもしれません。なお、クリミア半島に住んでいるロシア人の知人からも同様のメッセージがきました。当然といえば当然ですが、ロシアに編入されたクリミア半島でもLINEは使えなくなっています。